本多勝一さん構想の新聞宅配について、新聞営業マンからのメール
『博士さんのほうがよいのでしょうか?』というのは、このサイトのことがあまり良く分かっておられないようやから、先に少し説明しとく。
このサイトは現役の新聞拡張員であるワシの話を、サイトの管理人であるハカセが文章に起こして掲載するというスタイルで、今から、およそ5年前の2004年7月3日に開設したものや。
そのきっかけとなった話は、サイトの『はじめに』
にあり、ワシとハカセとの出会いは『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第2話 男の出会い』
で話しとるから、まだなら読んでほしいと思う。それで、ワシらの関わり合いが分かるはずやさかいな。
後者は多少、物語風に脚色はしとるが、出来事自体は事実と考えて貰うてええ。
形の上では、ワシとハカセの共同運営ということになる。もっとも、実際のサイト運営は、ハカセがほとんどやっていて、ワシはアドバイザー的役割で読者からの質問や相談に答えとるだけやけどな。
このQ&Aでは、基本的に新聞の勧誘に関することや販売店の事情などについてはワシ。それ以外のサイト、メルマガで触れたことなどに対する質問や相談はハカセという風に、一応の役割分担がある。
また、投稿者が誰に対して、相談なり質問なりを希望しているのかによっても、その都度、対応しとる。
メルマガでは、ワシの経験やハカセの体験、読者からの投稿をもとに、話を組み立てることが多い。
読者からの投稿をもとにする場合は、投稿者を特定されんようにするために、多少設定などの創作を加えることはある。話の主な内容はすべて事実やけどな。
あんたは、それを見て、このメールを送って来られたのやと思う。
法律関係は、アドバイザー、顧問をして頂いている法律家の今村英治氏に助言を仰ぎ、新聞社内部については、元新聞記者のBEGINさんのご意見や回答をお願いすることがある。
加えて、このサイトへご協力頂いている、多くの拡張団関係者、販売店関係者の方々から、情報やご意見が日々寄せられてくるものも参考にさせて頂いている。さらに、一般読者の情報提供や協力についても同じや。
その点で言えば、おそらくこの業界屈指の情報が集まるサイトなのは間違いないと自負しとる。それも購読者に一番近い末端の現場でのものやから、生きた情報としても値打ちがあると考えとる。
『新聞業界にお詳しいゲンさんにご相談です』ということやから、今回のあんたからの質問にはワシが答えさせて頂くが、この業界に詳しいとワシが言えるのは、勧誘に関してと営業についてくらいなものやというのは、一応、断っておく。
それ以外は、伝聞でしかないと承知していて頂きたい。
あくまでも、その『新聞業界にお詳しい』という背景には、多くの方々の協力あってこそのことで、いくらこの道、15年のキャリアがあると言うても、ワシ一人の経験や知識程度ではタカが知れてるさかいな。
『ゲンさんがどこの新聞社の宅配をなさっておられるか、不明ですが』というのは、ワシは、現在、ある新聞販売店の専拡(専属営業員)をしとるだけで宅配はしてない。
まあ、それでも販売店の事情は、それなりに知っとるつもりやけどな。
それと、ワシの正体に関しては、仕事にもいろいろ差し障りが出るおそれがあるという、ハカセの配慮もあるさかい、『不明』のままにしておく。特段、それで不具合があるということでもないやろうしな。
『面白そうな新聞ではないでしょうか?』ということやが、面白いかどうかの評価はその実物を読んでみんことには何とも言えんけど、今までとまったく違う視点、切り口、タブーの一切ない新聞という構想を聞く限り、ええのやないかと思う。
世の中には、いろいろな見方や考え方が存在するが、ワシらは、そのすべてを尊重する。
せやから、『本多さんに好き嫌いはあるかもしれませんが・・』ということを気にされる必要はない。
ええ格好に聞こえるかも知れんけど、ワシは、個人への好き嫌いでその考えを肯定したり否定したりはせん。あくまでも、その事実、事象のみで判断するようにしとる。
ええと思う事はええ。悪いと考える事は悪いと。
善悪についての人の捉え方もいろいろで、立場の違いの数だけ、それがあると考える。
見る人の立場や考え方、生き方によって、それが良くも悪くも見えるだけのこととしてな。
例えば、豊臣秀吉は、一介の農民から身を起こし、戦国の世を統一したというサクセスストーリーの持ち主で日本人から見れば英雄やが、朝鮮半島の人々からすれば極悪非道な侵略者に映るという具合や。
同一人物であっても、その評価は正反対になる。
そういうのは、歴史上の人物を例に挙げるまでもなく、一般社会においても往々にしてあることや。味方にとっては有意義な人物でも対抗者にとっては批判の対象となる。
それが、立場の違いからくる見方というものやと思う。
しかし、それはそれでええわけや。いずれの見方が正しくて間違いということはない。たいていの場合、両方正しい。
そういった、いろいろな見方があるからこそ、世の中、健全なのやとワシは考えとる。
その意味でも、既存のものとはまったく違った切り口が実現すれば意義深い新聞になる可能性を秘めた、ええ試みやとは思う。
『私も新日刊紙を心待ちにしていたのですが、本多さんは結局新聞の宅配が理由で日刊紙の創刊より週刊金曜日を先に創刊されました』
それについては、申し訳ないが、その新日刊紙創刊の構想はおろか「週刊金曜日」という週刊誌すらワシは読んだことがなかった。
そこで、さっそく、「週刊金曜日」を書店で購入して、ざっと目を通させて貰った。
ここからは、多少、苦言になるかも知れんが、ワシ個人の意見として聞いて頂ければと思う。参考にできるようやったら、そうして貰いたい。
また、『宅配にかぎらず、日刊紙の創刊でアドバイスいただければ幸いです』ということでのアドバイスの一環として受け取って貰えると、さらに有り難い。
内容的には、勉強になりそうな情報が多く、共感できる部分もあり、ワシとしてはええと思うが、本業である営業マンとしての視点に立つと、これが売れるのかなというのが正直な感想やった。
ちょっと、これではきつそうやと。
もっとも、その中身が把握できておらず、その良さがまだ分かってないということもあるがな。
週刊誌という性質上、どうしても他誌との比較になる。
他の大衆週刊誌が大体350円から370円に対して、この「週刊金曜日」は500円。ボリュームも約200ページに対して70ページほどと少ない。
加えて、大衆週刊誌に豊富に使われているカラー写真、ページが、「週刊金曜日」では表紙の裏表以外ない。
手に取った印象としては、いかにも薄っぺらく貧相に感じた。
もちろん、その中身の内容、クオリティの高さで売ろうとしとるというのは良く分かるのやが、このサイトへも取材があり若干関わり合いのあった高級経済誌「週刊ダイヤモンド」と比べても、ボリュームが半分ほどしかない。ちなみに「週刊ダイヤモンド」の値段は570円や。
この比較をどう見るかは、人それぞれやと思うが、はっきり言うて、その情報量、クオリティの高さについては、今回、初めて手にした今週号の「週刊金曜日」だけを見て判断する限り、ひいき目があるかも知れんが、ワシは「週刊ダイヤモンド」の方に軍配を上げる。
パッと見と、手に取ったときの頼りなさ、および値段が、買う側からするとどうしてもネックになる。
それらを補ってあまりある内容やクオリティの高さがあり、それが広く世間一般に認められ知名度も高いというのであれば、何とかなるかも知れんが、売り込むには現状ではよほど特別なネタがないと厳しいというのがワシの率直な感想や。
そして、その日刊紙構想についても、ワシにはその「週刊金曜日」だけの情報しかないから、何とも言えんが、その延長線上にあると考えると、果たして、それで売れるのかなという気がする。
本多氏の構想では、
(1)いわば高質紙(クオリティー=ペーパー)として週に五日発行。夕刊なし。休刊は日・月の二日。ブランケット版(現行の一般紙と同じ)で当面は12ページだて。
(2) 土曜または日曜に特別版(いわゆる日曜版に相当)を発行するが、これは従来の常識的日曜版とは全く異なり、総合雑誌や週刊ニュース雑誌の役割を果たすほか、重要な記録を網羅的に収録し、当面は30~50ページだて。
ということのようやが、具体的な購読料金には一切触れられてないが、それはどう考えておられるのやろうか。
ワシが、「週刊金曜日」の延長線上にあると難しいのやないかと言うのは、その価格から受ける印象が主なものや。雰囲気では、一般の新聞代と同じか、それより高くなると思われる。
一般購読者にとって、この価格というのは結構、重要な要素で、既存の新聞にしても、それが高いと指摘する人は相当数おられる。
サイトに『ゲンさんのお役立ち情報 その7 新聞の適正価格アンケート情報』で、既存の新聞代について読者からアンケートを募ったことがある。
それによると、既存の新聞代が高いというのが47.1%、安いが13.7%、今のままで妥当というのが39.2%やった。
これは、2年前の2007年6月時点のものやから、今やと、新聞にとって、もっと厳しい数字が予想される。
既存の新聞に比べて、ボリュームで見劣りし、価格が同等、もしくはそれ以上やと厳しいという理由がそこにある。極端に安ければ、あまり問題はないがな。
いいものを作れば、少々高くても売れると考える、考えたい気持ちは分かるが、現実の購読者の心理はシビアやということは分かっといてほしい。甘くはないと。
どんな商品でもそうやが、その物の良さは、その値段との兼ね合いになる。値段の割に安いと感じるか、高いと受け取るか。後者やと売るにはきついということや。
他にない専門分野があり、特定のターゲットがはっきりしとる、あるいは本多氏をはじめとする著名な編集者、執筆陣の方への人気に頼ってその人たちだけのためにというのなら、それはそれでええと思う。
その人たちにとっては、当然やが、相当な値打ちがあると考えるやろうしな。
ちょっと調べさせて貰ったが、「週刊金曜日」には現在3万部(うち定期購読2万部)の読者がおられるようやから、少なくともその方々の多くは、その日刊を発行した場合、購読する可能性は高いと思われる。
それで、良しとされるのなら問題はない。
しかし、『関東関西で10~20万部くらい』を目標とするのなら、その他の読者を獲得せなあかんことになる。それを望むのであれば、それ相応の営業努力が必要なるということや。
ワシらは日々、四苦八苦して新聞を売り込んどるから良う分かるのやが、一般購読者というのは、先にも言うたように実にシビアでドライな考え方をする人が多い。
それがどんなに「クオリティの高いもので、ええもんでっせ」とアピールしても、購読者はそれが自分にとってプラスになると考えん限り、自ら買うというアクションを起こすことは、まずない。
直接、営業員に売り込まれれば、また別かも知れんがな。それで、つい買うてしまうという人も多い。ワシらはそういう営業をする。
取り敢えず、最初はどんなことをしてでも、まず売り込むことが最優先やと思う。その中身の善し悪しは、当然やが、買ってそれを読んだ人しか判断できんわけやさかいな。
その第一歩のところで頓挫しとる。そういう風にワシには見える。
既存の新聞でさえ、ワシら拡張員や販売店からの購読者への直接の営業がなかったら、まず売れるもんやない。もっとも、待ってて売れるのやったら、最初(ハナ)から、ワシらのような拡張員は必要なかったやろうがな。
いくら、テレビでコマーシャルをバンバン流そうが、そこら中にポスターを貼りまくろうが、ネットで購読者を募ろうが、それに釣られて購読を申し込む人の割合は極端に少ないのが実状や。
実際、毎日勧誘していて、「おたくの新聞のコマーシャルがいいから」とか、「電車の車内刷りの広告を見たから」、あるいは「ネットから購読を申し込んだ」というのを聞くのが皆無とは言わんが、ほとんどないさかいな。
それは、新聞各社も良う知っとることや。新聞は売り込まな売れんもんやと。もちろん、公にはそんなことは口が裂けても言わんやろうがな。
せやからこそ、販売店や拡張団に対して購読者の獲得が悪ければ、改廃、廃団するぞと脅しながらでも、その拡張をさせとるわけや。
少なくとも、現状の顧客を3倍ないし10倍まで伸ばそうとするなら、その営業は不可欠やと思うのやが、そのあたりのビジョン、考えはあるのやろうか。
『なにせこの不況期、時期が悪すぎるのは確かです』ということを理由にされておられるようやが、それがなくても状況はそれほど変わらんと思うよ。より厳しいというのは確かやがな。
ここからが、あんたの『そこでご相談ですが、既存の新聞店網を使って新日刊紙を宅配することは不可能でしょうか?』の質問の本題ということになるが、結論から言うとそうするのは、その気さえあれば可能やとは思う。
通常の専属新聞販売店では、本紙と呼ばれるメインの新聞以外に、一部の全国紙、一部の地方紙、系列スポーツ紙、業界紙、機関紙など10種類以上の委託紙とよばれる新聞を扱うとるのが普通や。
その本紙以外はすべて委託宅配ということになる。
『新聞店で他社の新聞を宅配するための条件などあるのでしょうか?』というのは、それらの委託宅配は基本的には、その新聞社と提携しているか協賛、協力関係にある新聞というのが条件になる。
つまり、新聞社と交渉することが、もっとも有効で確実な方法ということになる。
各新聞販売店毎に依頼するというのは選択肢から外した方がええと思う。それに応じる販売店はまずない。
既存の委託紙にしても新聞販売店の多くが新聞社から頼まれ、やむを得ず宅配しとるというのが正直なところやと思う。
所詮はサービス配達しとるにすぎんという意識が強い。
少なくとも、積極的にそうしたいと考える販売店はほとんどない。あるとすれば、確実に売れ、人気の高いスポーツ紙くらいなものや。
新聞社の専属販売店は、その新聞社から本紙を売るためのみに営業を許可されとるわけや。
その他の委託紙を宅配することで多少の宅配料は入るが、それだけのことにすぎん。
一般的な販売店では、その委託紙すべてを合わせても、本紙の10分の1から多くても5分の1程度までが普通やさかい収益としても、それほどの旨みがない。
また、本紙と違うて、新聞社からの評価もないから、その委託紙が増えようが減ろうが、ほとんど関心すら持つこともない。言い方は悪いが、あってもなかってもどうでもええわけや。
その報酬が皆無な拡張員は当然としても、多少の利益の上がる販売店でも、そんなメリットの少ない委託紙の積極的な売り込みなどすることもない。
客からの依頼があって、それが新聞社との間で協力関係にあり、その供給がある場合のみ宅配する程度に止める。
拡張員の中には、客からその委託紙の購読依頼があってすら、それを無視して本紙のみを売り込もうとする者もおる。
それしか拡張員にとって収入の道がないから、ある意味、仕方のない事情もあるのやが、それで客から苦情がくる場合もある。
Q&Aに『NO.69 ゲンさんは専門紙を併売されたことはありますか?』
というのが、そのええ事例や。
新聞社への協力関係を取り付けることについては、ワシなんかより、そこで仕事をされていた経験のある本多氏の方が、はるかに詳しいのやないかと思う。
その本多氏が『既存の宅配網を使うと、その新聞店の扱う新聞の批判ができなくなる』と言うておられるのなら、そうなのやろうが、それ以上に新聞社との協力関係を取り付ける難しさがあるのやないやろうか。
『その新聞店の扱う新聞の批判ができなくなる』とのことやが、それでは、その日刊紙を発刊しても意味がなくなると考えておられるからこそ、新聞社に対してアクションを起こすこともなく構想から10年以上経っても、そのままの状態で今日に至っているのやないかと思う。
本多氏のコメントに、
このような大計画は、いうまでもなく私一人で考えているのではない。強い意志と実力を備えた個性を、少なくとも数人は必要とする。またこうした性格の新聞は、もはや読者(株主)以外にいかなるスポンサーもタブーもなく、またスタッフ記者は真の意味でのジャーナリストにふさわしい理念を信条とする者に限られる。
とあり、その理想は実に素晴らしいと思う。
また、本多氏の別のコメントにある、
(4) 経営の独立堅持のため一種の会員制とし、創刊時の全読者に株主になっていただく。一株五万円(商法第一六六条ノ二による)とし、創刊時読者(株主)は半年間の購読料を無料に。
読者(株主)数を五万人確保できた時点で創刊開始とする。影響力をもつメディアとしての安定部数の目標は三〇万部。一定限度内で多数の株を一人が持つことも可能なので、五万人は五万部に相当するが、株数はもっと多くなって約三〇億円の見込み。利潤があれば株主の購読料を半年単位で値下げしてゆく。
というのはええが、その肝心の創刊時読者(株主)五万人確保をどうするのかという具体的な方策が、ワシには分からんのやけどな。
単に、それを呼びかけるだけ、あるいは待ちに徹するだけでは、一株五万円を出資する読者を確保するというのはとても無理な話やないかと思う。
その方策がない故に、今日に至っている。そういうことなのやないやろうか。
あんたが、本田氏に賛同されてそうしたいという気持ちは良く伝わってくるが、そのための実際的な構想はどこまでお持ちなのやろうか。
簡単に、新聞を発行されると言うても、新聞紙面の印刷一つ取っても大変やと思う。
そのための工場を造るのか、造るとすればどこに造るのか、その建設費はどの程度見積もっているのか、その輪転機などの機材はどうするのか、その原材料である用紙はどうするのか、など難問は山積しとると思う。
加えて、その工場からの各新聞販売店への配送はどうするのかというのもある。
それらが、一株5万円×5万人=25億円集まったとして、果たして可能やろうかということや。その程度では、ワシは難しいと考えるがな。
宅配も入れて、それらを既存の新聞社にすべて委託するというのなら、ある程度は解決する問題やろうが、それができんとなれば、きついようやが、ワシには画餅、絵に描いた餅にしか見えんのやけどな。
少なくとも、理想と現実との乖離(かいり)が、あまりにも大きいのやないかと思う。
加えて、その募集を始めて、10年以上経った現在、どこまで賛同者を得られたのかという経過報告もないようや。そのあたりはどうなのやろうか。
その5万人を集めるまで、その10年以上前からの賛同者の方には、ずっと待って貰っているということなのやろうか。また、それを信じて待ち続けるものやろうか。
老婆心ながら、危惧することがあまりにも多過ぎると言うしかない。
もっとも、そこまでワシらには「関係ないやろ。放っといてくれ」と言われれば、それまでやけどな。言い過ぎて申し訳ないと謝るしかない。
しかし、何の予備知識もない見ず知らずの人間に意見やアドバイスを求める場合、「どうや、ええやろ。この考えは」と、その賛同ばかりを求めて、ええ反応だけを期待したらあかん。
むしろ、厳しいくらいの苦言や提言の中にこそ、本当の意味での参考なり教訓があると知り真摯に耳を傾ける度量が必要やと思う。
ワシらも、正直言うて、「そら素晴らしい試みでよろしいな。頑張りなはれ」と、適当に合わせてヨイショする方が嫌われることも少なくて楽でええ。ほぼ一言で済むさかいな。
それでも敢えて苦言を呈するのは、このサイトを見込んで相談されてきた人へのワシなりの礼儀のつもりや。心にもない、ええ加減なことは言いたくはないさかいな。
ワシらは他の相談者の方にも、その手の苦言を呈することが多い。たいていは分かって貰えるが、中にはそれで気分を害してサイトから離れる人もおられる。
仕方のないことやがな。
最後に、もし、ワシが本多氏、もしくはあんたの立場やったら、現在、せっかく「週刊金曜日」には3万部(うち定期購読2万部)もの読者がおられるのやから、まずはその人たちに向けた日刊紙を発行するための方法を模索するがな。
物事は、できることから始める。それが常道やないやろうか。
すでに、そうされていて、その結果が今やと言うのなら、万策尽きたとなるかも知れんが、そうやないのなら、まだ望みはあると思う。
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