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本多勝一 週刊金曜日 応援、侵略を考えるサイト
本多さんの新しい日刊紙の創刊を応援、侵略を考える。 平和憲法が危ない、改憲を阻止、警戒しよう。 あなたは戦争に行きたいですか。
既成事実にすべてはとらわれない報道を
週刊金曜日662号(2007.7.13)貧困なる精神331より引用。
既成事実にすべてはとらわれない報道を-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」9
・(原)そう。たとえば満州事変を、「一九三一年九月一八日の夜一一時近くに支那軍が攻撃してきた」という軍部の発表があると、一斉にそれを書く。次の日は、もうそこからスタートする。その間に疑問を持った記者がいなかったとは言えないのに。
(本多)最初の発表が事実かどうかね。
(原)(略)軍の発表がスタートして、あとで疑問が起きてもその上に乗っかってレールを走ってしまう。一五年戦争の起点となった満州事変の最初の動きなんて、その典型だね。
(本多)そういう体質がいまもあまり変わっていないんだな。
(原)確かに新聞というのは難しい。だけど事実を間違えたことが分かったら、間違ったと書けばいい。
(本多)そう、その事実をまた書かないと。そこが非常に問題なんですよ。体制権力に対する監視という本来の役割にどうしても欠けるんだな。

・(本多)もうイラク派兵自体が憲法の粉砕でしょう。(原)違憲の派兵だということ。(本多)もちろんです。(略)
(原)一九六〇年安保のことを多少でも知っている人間にとっては、あのとき適用範囲の極東条項を、あれだけ時間をかけて大議論しているわけだね。その極東の範囲が、いつのまにかインド洋を越えて中東まで広がってしまったということ。これは本来もっと野党がしっかりしていれば、あるいは革新勢力が強ければ、安保条約の改定問題として国会で議論できたはずだね。政府に賛同するだけの自民党の責任も大きい。
(本多)当然ながら。しかしこれにはマスコミの責任が大きい。
(原)本来なら条約改定論議として扱うべきことを、日米軍事協力のガイドラインみたいなこととして軽く扱われてしまった。それに対して政党もマスコミも本格的にそれを問題にしなかった。その弱さだね。それと何とも理屈にならない無論理な小泉答弁・小泉解説でやられちゃった。
(本多)小泉のようなアホに牛耳られるもっとアホな政界やマスコミ・・・あれ、ホントにもうイライラしちゃった。日本の知的水準低下を小泉が反映しているのか・・・
(原)いくつか小泉語録があるけれども、大量破壊兵器が「ないとは言えない」ですんでしまったのは、論理学上のイロハから矛盾している。僕はその当時よく言ったんだ。雪男がヒマラヤにいるという説に対し、いないことを証明することなんかできないよね。(略)こんな小泉論理が通るなら、無実の容疑者にされたときに、捜査当局が有罪を証明するんじゃなくて、捕まった人が冤罪を証明しなければならなくなってしまう。こんなばかなことがまかり通る日本の国会のレベル、その知性の低さが恥ずかしい。
−−(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

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