本多勝一 週刊金曜日 応援、侵略を考えるサイト

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本多勝一さんの日刊新聞構想XY新聞
「タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために(日刊紙の詳細)、(前文
本多勝一XY新聞創刊実現掲示板 編集委員が語る週刊金曜日
2011.9.10週刊金曜日創刊18周年記念講演会(福島原発事故,本多勝一講演あり)
週刊金曜日創刊から現在までの歴史(2008.11.22大集会の冒頭映像)
本多勝一 動画(週刊金曜日創刊15周年大集会のあいさつ2008.11.22)
筑紫哲也の追悼ビデオ(2011.11.22大集会) 週刊金曜日講演会本多勝一「天才と秀才」(1994年頃)
貧困なる精神 自衛隊、旧日本軍の侵略行為(日中戦争、戦犯他)
南京大虐殺 従軍慰安婦 アメリカの侵略(ベトナム戦争など) 新聞研究地方紙、朝日など)その他、分類別は左欄のカテゴリを参照。 

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電子新聞

『Kindle DX』に旧メディアが期待を賭ける理由 2009年5月 8日
キンドルDXで分かれる勝者と敗者~キャリヤーにっこり、出版社がっかり USFL.COM更新2009年05月08日
Amazon、大画面の電子ブックリーダー「Kindle DX」を発表2009年05月07日 07時35分
アマゾンが新聞購読で協力,新読書端末発売へ世界日報 (会員登録) - ‎2009年5月7日‎
米Amazon、大きめスクリーンを搭載した“電子新聞用”のKindleを近日中に発表か090504new york times
毎日新聞社,韓国NEOLUXの電子書籍リーダー向けにニュースを配信090430
産経新聞、なぜ無料でiPhoneに 「失敗続き」の電子新聞チャレンジに手応え
電子新聞のニュース-Gogle
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赤字でひどい新聞社ほど電子化に熱心だ。宅配、印刷にそんなにこだわらくてもよい気がしてきた。
要は新聞のレイアウトで読めればよいのだから。
個人的には紙の新聞になじみがあるが(電気がなくても読めるし)。紙の短所はスクラップ、保管場所が面倒なこと。電子新聞で検索、保管も自在であればゆうことない。1985年当時の阪神優勝のスポーツ紙一面など、新聞「紙」1面を電子化する家でもできる手軽なよい方法はないかが知りたいなあ。
別に携帯端末など高度なものはいらんから新聞一面を電子化してpdfなどに縮刷し、メール配信できないのかな?文字検索ができればなおよい。
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本多勝一さん構想の新聞宅配について、新聞営業マンへのメール2

ハカセさん、ゲンさん
ご多忙のところ、早速の返信ありがとうございました。
返信が遅く申し訳ありません。
「週刊金曜日」まで購入いただき幸いです。
金曜日もこれを機会にチェックしてもらえればと思います。
金曜日の薄さについては、私も創刊当初は「薄い」と感じましたが、
広告がほとんどまったくないことを考えますと、むしろ記事量は
多く1週間では読みきれないほどです。
以下手持ちの雑誌で比べてみました。
日経ビジネス09.5.11号650円 全体P100、広告P20 記事P80 8.1円/P1
AERA 06.11.27号 特価350円 全体P102 広告P40 記事P40 6.2円/P1
NESWEEK090511号(英語版)4.5ユーロ(約600円)  全体P89 広告P19 記事P70 8.5円/P1
週刊金曜日09.5.1/8号 500円 全体P67  広告なし記事P67 7.4円/P1
金曜日の広告は正確にはP63に出版社のものが1/3程度ありますが、記事が
載っていますので、広告ページゼロでカウントしました。
3年間購読で400円とさらに割安になっていますので、高いイメージ
は払拭されると思います。
金曜日のHPでも広告がないなどの理由をあげています。
ほかの雑誌に比べて定価500円は高いと思うのですが・・・
しかし、ビジュアル性に欠ける面はあります。5/8・/11号でも中央面には
全面写真ですが、掲載テーマが多すぎて結果文字量が多いようです。
広告が基本ない点余計ビジュアル面に欠けるかもしれませんが、タブーの
ない記事を書く手前しょうがないかもしれません。これでも創刊当初よりは
かなりビジュアルになったと思います。5/8・/11号は昭和天皇を特集しており、
最近ではセブンイレブン、トヨタなどマスコミ界でタブーとなっている
他誌では取り上げられないテーマを読めるのは最大の長所と思います。
当方は金曜日の応援も兼ねていますので、長々と宣伝しました。

さて懸案のXY新聞ですが、具体的に考えていただきありがとうございます。
本多さんが提案後、なにも進展がないので私が勝手にブログを作ってなんとか
進めたく、マスコミ業界人でもない1個人が焦っているところです。
新聞は団塊世代以上が購読しているのが少なくとも50%、もしくは60%以上ではと想像します。
すると宅配は重要です。しかし配達インフラ、印刷工場を考えるとそこにかなりの資本金が必要。
資本もない弱小ものがいきなり配達、印刷を考えるのは無謀です。
やはりできるところから始めるのがよいとのアドバイス通り、読者はまず「週刊金曜日」の購読者から募る。
配達はネット経由(メール配信?)が手近な方法と考えます。
一方XY新聞はデイリーの事件事故ニュースは通信社から買うので、
共同・時事・その媒体の地方紙あたりから提携できるのではとの期待がありますが・・。
高年齢層はパソコンなどしないですから、既存販売店の宅配、印刷をしないのであれば、週刊金曜日と同じ第3種郵便による郵送しか手はないかもしれません。
以上、簡単ですがやはり仲間を募って具体的に考えようと思います。当方とりえず、http://honkatu.blog24.fc2.com/blog-entry-544.htmlに掲載の掲示板でその議論を深めようとしていますが・・。
本多さんの本で、「探検家」はまず「やる」と決める。障害は取り除いていく考え方をするとのこと。ゲンさんもいわれる通り「できることから始める」。
なんとかしたいと思います。また機会がありましたらお知恵を貸してください。

XY新聞より

ゲンさんのメールを当方ブログにも転載させていただきます。
追伸 本多勝一さんの「マスコミかジャーナリズムか」朝日文庫をGW中読みXY新聞着想とその経過が少しわかりました。

本多勝一さん構想の新聞宅配について、新聞営業マンからのメール

回答者 ゲン

『博士さんのほうがよいのでしょうか?』というのは、このサイトのことがあまり良く分かっておられないようやから、先に少し説明しとく。
このサイトは現役の新聞拡張員であるワシの話を、サイトの管理人であるハカセが文章に起こして掲載するというスタイルで、今から、およそ5年前の2004年7月3日に開設したものや。
そのきっかけとなった話は、サイトの『はじめに
にあり、ワシとハカセとの出会いは『新聞勧誘・拡張ショート・ショート・短編集 第2話 男の出会い
で話しとるから、まだなら読んでほしいと思う。それで、ワシらの関わり合いが分かるはずやさかいな。
後者は多少、物語風に脚色はしとるが、出来事自体は事実と考えて貰うてええ。
形の上では、ワシとハカセの共同運営ということになる。もっとも、実際のサイト運営は、ハカセがほとんどやっていて、ワシはアドバイザー的役割で読者からの質問や相談に答えとるだけやけどな。
このQ&Aでは、基本的に新聞の勧誘に関することや販売店の事情などについてはワシ。それ以外のサイト、メルマガで触れたことなどに対する質問や相談はハカセという風に、一応の役割分担がある。
また、投稿者が誰に対して、相談なり質問なりを希望しているのかによっても、その都度、対応しとる。
メルマガでは、ワシの経験やハカセの体験、読者からの投稿をもとに、話を組み立てることが多い。
読者からの投稿をもとにする場合は、投稿者を特定されんようにするために、多少設定などの創作を加えることはある。話の主な内容はすべて事実やけどな。
あんたは、それを見て、このメールを送って来られたのやと思う。
法律関係は、アドバイザー、顧問をして頂いている法律家の今村英治氏に助言を仰ぎ、新聞社内部については、元新聞記者のBEGINさんのご意見や回答をお願いすることがある。
加えて、このサイトへご協力頂いている、多くの拡張団関係者、販売店関係者の方々から、情報やご意見が日々寄せられてくるものも参考にさせて頂いている。さらに、一般読者の情報提供や協力についても同じや。
その点で言えば、おそらくこの業界屈指の情報が集まるサイトなのは間違いないと自負しとる。それも購読者に一番近い末端の現場でのものやから、生きた情報としても値打ちがあると考えとる。
『新聞業界にお詳しいゲンさんにご相談です』ということやから、今回のあんたからの質問にはワシが答えさせて頂くが、この業界に詳しいとワシが言えるのは、勧誘に関してと営業についてくらいなものやというのは、一応、断っておく。
それ以外は、伝聞でしかないと承知していて頂きたい。
あくまでも、その『新聞業界にお詳しい』という背景には、多くの方々の協力あってこそのことで、いくらこの道、15年のキャリアがあると言うても、ワシ一人の経験や知識程度ではタカが知れてるさかいな。
『ゲンさんがどこの新聞社の宅配をなさっておられるか、不明ですが』というのは、ワシは、現在、ある新聞販売店の専拡(専属営業員)をしとるだけで宅配はしてない。
まあ、それでも販売店の事情は、それなりに知っとるつもりやけどな。
それと、ワシの正体に関しては、仕事にもいろいろ差し障りが出るおそれがあるという、ハカセの配慮もあるさかい、『不明』のままにしておく。特段、それで不具合があるということでもないやろうしな。

『面白そうな新聞ではないでしょうか?』ということやが、面白いかどうかの評価はその実物を読んでみんことには何とも言えんけど、今までとまったく違う視点、切り口、タブーの一切ない新聞という構想を聞く限り、ええのやないかと思う。
世の中には、いろいろな見方や考え方が存在するが、ワシらは、そのすべてを尊重する。
せやから、『本多さんに好き嫌いはあるかもしれませんが・・』ということを気にされる必要はない。
ええ格好に聞こえるかも知れんけど、ワシは、個人への好き嫌いでその考えを肯定したり否定したりはせん。あくまでも、その事実、事象のみで判断するようにしとる。
ええと思う事はええ。悪いと考える事は悪いと。
善悪についての人の捉え方もいろいろで、立場の違いの数だけ、それがあると考える。
見る人の立場や考え方、生き方によって、それが良くも悪くも見えるだけのこととしてな。
例えば、豊臣秀吉は、一介の農民から身を起こし、戦国の世を統一したというサクセスストーリーの持ち主で日本人から見れば英雄やが、朝鮮半島の人々からすれば極悪非道な侵略者に映るという具合や。
同一人物であっても、その評価は正反対になる。
そういうのは、歴史上の人物を例に挙げるまでもなく、一般社会においても往々にしてあることや。味方にとっては有意義な人物でも対抗者にとっては批判の対象となる。
それが、立場の違いからくる見方というものやと思う。
しかし、それはそれでええわけや。いずれの見方が正しくて間違いということはない。たいていの場合、両方正しい。
そういった、いろいろな見方があるからこそ、世の中、健全なのやとワシは考えとる。
その意味でも、既存のものとはまったく違った切り口が実現すれば意義深い新聞になる可能性を秘めた、ええ試みやとは思う。

『私も新日刊紙を心待ちにしていたのですが、本多さんは結局新聞の宅配が理由で日刊紙の創刊より週刊金曜日を先に創刊されました』
それについては、申し訳ないが、その新日刊紙創刊の構想はおろか「週刊金曜日」という週刊誌すらワシは読んだことがなかった。
そこで、さっそく、「週刊金曜日」を書店で購入して、ざっと目を通させて貰った。
ここからは、多少、苦言になるかも知れんが、ワシ個人の意見として聞いて頂ければと思う。参考にできるようやったら、そうして貰いたい。
また、『宅配にかぎらず、日刊紙の創刊でアドバイスいただければ幸いです』ということでのアドバイスの一環として受け取って貰えると、さらに有り難い。
内容的には、勉強になりそうな情報が多く、共感できる部分もあり、ワシとしてはええと思うが、本業である営業マンとしての視点に立つと、これが売れるのかなというのが正直な感想やった。
ちょっと、これではきつそうやと。
もっとも、その中身が把握できておらず、その良さがまだ分かってないということもあるがな。
週刊誌という性質上、どうしても他誌との比較になる。
他の大衆週刊誌が大体350円から370円に対して、この「週刊金曜日」は500円。ボリュームも約200ページに対して70ページほどと少ない。
加えて、大衆週刊誌に豊富に使われているカラー写真、ページが、「週刊金曜日」では表紙の裏表以外ない。
手に取った印象としては、いかにも薄っぺらく貧相に感じた。
もちろん、その中身の内容、クオリティの高さで売ろうとしとるというのは良く分かるのやが、このサイトへも取材があり若干関わり合いのあった高級経済誌「週刊ダイヤモンド」と比べても、ボリュームが半分ほどしかない。ちなみに「週刊ダイヤモンド」の値段は570円や。
この比較をどう見るかは、人それぞれやと思うが、はっきり言うて、その情報量、クオリティの高さについては、今回、初めて手にした今週号の「週刊金曜日」だけを見て判断する限り、ひいき目があるかも知れんが、ワシは「週刊ダイヤモンド」の方に軍配を上げる。
パッと見と、手に取ったときの頼りなさ、および値段が、買う側からするとどうしてもネックになる。
それらを補ってあまりある内容やクオリティの高さがあり、それが広く世間一般に認められ知名度も高いというのであれば、何とかなるかも知れんが、売り込むには現状ではよほど特別なネタがないと厳しいというのがワシの率直な感想や。

そして、その日刊紙構想についても、ワシにはその「週刊金曜日」だけの情報しかないから、何とも言えんが、その延長線上にあると考えると、果たして、それで売れるのかなという気がする。
本多氏の構想では、
(1)いわば高質紙(クオリティー=ペーパー)として週に五日発行。夕刊なし。休刊は日・月の二日。ブランケット版(現行の一般紙と同じ)で当面は12ページだて。
(2) 土曜または日曜に特別版(いわゆる日曜版に相当)を発行するが、これは従来の常識的日曜版とは全く異なり、総合雑誌や週刊ニュース雑誌の役割を果たすほか、重要な記録を網羅的に収録し、当面は30~50ページだて。
ということのようやが、具体的な購読料金には一切触れられてないが、それはどう考えておられるのやろうか。
ワシが、「週刊金曜日」の延長線上にあると難しいのやないかと言うのは、その価格から受ける印象が主なものや。雰囲気では、一般の新聞代と同じか、それより高くなると思われる。
一般購読者にとって、この価格というのは結構、重要な要素で、既存の新聞にしても、それが高いと指摘する人は相当数おられる。
サイトに『ゲンさんのお役立ち情報 その7 新聞の適正価格アンケート情報』で、既存の新聞代について読者からアンケートを募ったことがある。
それによると、既存の新聞代が高いというのが47.1%、安いが13.7%、今のままで妥当というのが39.2%やった。
これは、2年前の2007年6月時点のものやから、今やと、新聞にとって、もっと厳しい数字が予想される。
既存の新聞に比べて、ボリュームで見劣りし、価格が同等、もしくはそれ以上やと厳しいという理由がそこにある。極端に安ければ、あまり問題はないがな。
いいものを作れば、少々高くても売れると考える、考えたい気持ちは分かるが、現実の購読者の心理はシビアやということは分かっといてほしい。甘くはないと。
どんな商品でもそうやが、その物の良さは、その値段との兼ね合いになる。値段の割に安いと感じるか、高いと受け取るか。後者やと売るにはきついということや。
他にない専門分野があり、特定のターゲットがはっきりしとる、あるいは本多氏をはじめとする著名な編集者、執筆陣の方への人気に頼ってその人たちだけのためにというのなら、それはそれでええと思う。
その人たちにとっては、当然やが、相当な値打ちがあると考えるやろうしな。
ちょっと調べさせて貰ったが、「週刊金曜日」には現在3万部(うち定期購読2万部)の読者がおられるようやから、少なくともその方々の多くは、その日刊を発行した場合、購読する可能性は高いと思われる。
それで、良しとされるのなら問題はない。

しかし、『関東関西で10~20万部くらい』を目標とするのなら、その他の読者を獲得せなあかんことになる。それを望むのであれば、それ相応の営業努力が必要なるということや。
ワシらは日々、四苦八苦して新聞を売り込んどるから良う分かるのやが、一般購読者というのは、先にも言うたように実にシビアでドライな考え方をする人が多い。
それがどんなに「クオリティの高いもので、ええもんでっせ」とアピールしても、購読者はそれが自分にとってプラスになると考えん限り、自ら買うというアクションを起こすことは、まずない。
直接、営業員に売り込まれれば、また別かも知れんがな。それで、つい買うてしまうという人も多い。ワシらはそういう営業をする。
取り敢えず、最初はどんなことをしてでも、まず売り込むことが最優先やと思う。その中身の善し悪しは、当然やが、買ってそれを読んだ人しか判断できんわけやさかいな。

その第一歩のところで頓挫しとる。そういう風にワシには見える。
既存の新聞でさえ、ワシら拡張員や販売店からの購読者への直接の営業がなかったら、まず売れるもんやない。もっとも、待ってて売れるのやったら、最初(ハナ)から、ワシらのような拡張員は必要なかったやろうがな。
いくら、テレビでコマーシャルをバンバン流そうが、そこら中にポスターを貼りまくろうが、ネットで購読者を募ろうが、それに釣られて購読を申し込む人の割合は極端に少ないのが実状や。
実際、毎日勧誘していて、「おたくの新聞のコマーシャルがいいから」とか、「電車の車内刷りの広告を見たから」、あるいは「ネットから購読を申し込んだ」というのを聞くのが皆無とは言わんが、ほとんどないさかいな。
それは、新聞各社も良う知っとることや。新聞は売り込まな売れんもんやと。もちろん、公にはそんなことは口が裂けても言わんやろうがな。
せやからこそ、販売店や拡張団に対して購読者の獲得が悪ければ、改廃、廃団するぞと脅しながらでも、その拡張をさせとるわけや。
少なくとも、現状の顧客を3倍ないし10倍まで伸ばそうとするなら、その営業は不可欠やと思うのやが、そのあたりのビジョン、考えはあるのやろうか。
『なにせこの不況期、時期が悪すぎるのは確かです』ということを理由にされておられるようやが、それがなくても状況はそれほど変わらんと思うよ。より厳しいというのは確かやがな。

ここからが、あんたの『そこでご相談ですが、既存の新聞店網を使って新日刊紙を宅配することは不可能でしょうか?』の質問の本題ということになるが、結論から言うとそうするのは、その気さえあれば可能やとは思う。
通常の専属新聞販売店では、本紙と呼ばれるメインの新聞以外に、一部の全国紙、一部の地方紙、系列スポーツ紙、業界紙、機関紙など10種類以上の委託紙とよばれる新聞を扱うとるのが普通や。
その本紙以外はすべて委託宅配ということになる。
『新聞店で他社の新聞を宅配するための条件などあるのでしょうか?』というのは、それらの委託宅配は基本的には、その新聞社と提携しているか協賛、協力関係にある新聞というのが条件になる。
つまり、新聞社と交渉することが、もっとも有効で確実な方法ということになる。
各新聞販売店毎に依頼するというのは選択肢から外した方がええと思う。それに応じる販売店はまずない。
既存の委託紙にしても新聞販売店の多くが新聞社から頼まれ、やむを得ず宅配しとるというのが正直なところやと思う。
所詮はサービス配達しとるにすぎんという意識が強い。
少なくとも、積極的にそうしたいと考える販売店はほとんどない。あるとすれば、確実に売れ、人気の高いスポーツ紙くらいなものや。
新聞社の専属販売店は、その新聞社から本紙を売るためのみに営業を許可されとるわけや。
その他の委託紙を宅配することで多少の宅配料は入るが、それだけのことにすぎん。
一般的な販売店では、その委託紙すべてを合わせても、本紙の10分の1から多くても5分の1程度までが普通やさかい収益としても、それほどの旨みがない。
また、本紙と違うて、新聞社からの評価もないから、その委託紙が増えようが減ろうが、ほとんど関心すら持つこともない。言い方は悪いが、あってもなかってもどうでもええわけや。
その報酬が皆無な拡張員は当然としても、多少の利益の上がる販売店でも、そんなメリットの少ない委託紙の積極的な売り込みなどすることもない。
客からの依頼があって、それが新聞社との間で協力関係にあり、その供給がある場合のみ宅配する程度に止める。
拡張員の中には、客からその委託紙の購読依頼があってすら、それを無視して本紙のみを売り込もうとする者もおる。
それしか拡張員にとって収入の道がないから、ある意味、仕方のない事情もあるのやが、それで客から苦情がくる場合もある。
Q&Aに『NO.69  ゲンさんは専門紙を併売されたことはありますか?』
というのが、そのええ事例や。

新聞社への協力関係を取り付けることについては、ワシなんかより、そこで仕事をされていた経験のある本多氏の方が、はるかに詳しいのやないかと思う。
その本多氏が『既存の宅配網を使うと、その新聞店の扱う新聞の批判ができなくなる』と言うておられるのなら、そうなのやろうが、それ以上に新聞社との協力関係を取り付ける難しさがあるのやないやろうか。
『その新聞店の扱う新聞の批判ができなくなる』とのことやが、それでは、その日刊紙を発刊しても意味がなくなると考えておられるからこそ、新聞社に対してアクションを起こすこともなく構想から10年以上経っても、そのままの状態で今日に至っているのやないかと思う。
本多氏のコメントに、
このような大計画は、いうまでもなく私一人で考えているのではない。強い意志と実力を備えた個性を、少なくとも数人は必要とする。またこうした性格の新聞は、もはや読者(株主)以外にいかなるスポンサーもタブーもなく、またスタッフ記者は真の意味でのジャーナリストにふさわしい理念を信条とする者に限られる。
とあり、その理想は実に素晴らしいと思う。
また、本多氏の別のコメントにある、
(4) 経営の独立堅持のため一種の会員制とし、創刊時の全読者に株主になっていただく。一株五万円(商法第一六六条ノ二による)とし、創刊時読者(株主)は半年間の購読料を無料に。
読者(株主)数を五万人確保できた時点で創刊開始とする。影響力をもつメディアとしての安定部数の目標は三〇万部。一定限度内で多数の株を一人が持つことも可能なので、五万人は五万部に相当するが、株数はもっと多くなって約三〇億円の見込み。利潤があれば株主の購読料を半年単位で値下げしてゆく。
というのはええが、その肝心の創刊時読者(株主)五万人確保をどうするのかという具体的な方策が、ワシには分からんのやけどな。
単に、それを呼びかけるだけ、あるいは待ちに徹するだけでは、一株五万円を出資する読者を確保するというのはとても無理な話やないかと思う。
その方策がない故に、今日に至っている。そういうことなのやないやろうか。

あんたが、本田氏に賛同されてそうしたいという気持ちは良く伝わってくるが、そのための実際的な構想はどこまでお持ちなのやろうか。
簡単に、新聞を発行されると言うても、新聞紙面の印刷一つ取っても大変やと思う。
そのための工場を造るのか、造るとすればどこに造るのか、その建設費はどの程度見積もっているのか、その輪転機などの機材はどうするのか、その原材料である用紙はどうするのか、など難問は山積しとると思う。
加えて、その工場からの各新聞販売店への配送はどうするのかというのもある。
それらが、一株5万円×5万人=25億円集まったとして、果たして可能やろうかということや。その程度では、ワシは難しいと考えるがな。
宅配も入れて、それらを既存の新聞社にすべて委託するというのなら、ある程度は解決する問題やろうが、それができんとなれば、きついようやが、ワシには画餅、絵に描いた餅にしか見えんのやけどな。

少なくとも、理想と現実との乖離(かいり)が、あまりにも大きいのやないかと思う。
加えて、その募集を始めて、10年以上経った現在、どこまで賛同者を得られたのかという経過報告もないようや。そのあたりはどうなのやろうか。
その5万人を集めるまで、その10年以上前からの賛同者の方には、ずっと待って貰っているということなのやろうか。また、それを信じて待ち続けるものやろうか。
老婆心ながら、危惧することがあまりにも多過ぎると言うしかない。
もっとも、そこまでワシらには「関係ないやろ。放っといてくれ」と言われれば、それまでやけどな。言い過ぎて申し訳ないと謝るしかない。
しかし、何の予備知識もない見ず知らずの人間に意見やアドバイスを求める場合、「どうや、ええやろ。この考えは」と、その賛同ばかりを求めて、ええ反応だけを期待したらあかん。
むしろ、厳しいくらいの苦言や提言の中にこそ、本当の意味での参考なり教訓があると知り真摯に耳を傾ける度量が必要やと思う。
ワシらも、正直言うて、「そら素晴らしい試みでよろしいな。頑張りなはれ」と、適当に合わせてヨイショする方が嫌われることも少なくて楽でええ。ほぼ一言で済むさかいな。
それでも敢えて苦言を呈するのは、このサイトを見込んで相談されてきた人へのワシなりの礼儀のつもりや。心にもない、ええ加減なことは言いたくはないさかいな。
ワシらは他の相談者の方にも、その手の苦言を呈することが多い。たいていは分かって貰えるが、中にはそれで気分を害してサイトから離れる人もおられる。
仕方のないことやがな。

最後に、もし、ワシが本多氏、もしくはあんたの立場やったら、現在、せっかく「週刊金曜日」には3万部(うち定期購読2万部)もの読者がおられるのやから、まずはその人たちに向けた日刊紙を発行するための方法を模索するがな。
物事は、できることから始める。それが常道やないやろうか。

すでに、そうされていて、その結果が今やと言うのなら、万策尽きたとなるかも知れんが、そうやないのなら、まだ望みはあると思う。

本多勝一さん構想の新聞宅配について、新聞営業マンへのメール1

最近読み出した新聞営業マンのゲンさんへ本多さんの日刊紙宅配についてアドバイスを
求めてメールした。ゲンさんのHPメールマガジン・ゲンさんの新聞業界裏話・登録フォーム及びバックナンバー掲載
----
ゲンさん(博士さんのほうがよいのでしょうか?)
はじめまして。
関西在住のペンネーム、XY新聞と申します。
最近貴殿のメルマガをみつけ読ませてもらっています。
新聞業界にお詳しいゲンさんにご相談です。
ゲンさんがどこの新聞社の宅配をなさっておられるか、不明で
すが、私は学生時代から前朝日の本多勝一さんのファンで本多
氏が10年以上前に朝日ジャーナルの廃刊時に独自で新しい日刊
紙の創刊を発表しました。
詳しくは小生のブログをご覧ください。
http://honkatu.blog24.fc2.com/blog-category-5.html

面白そうな新聞ではないでしょうか?
私も新日刊紙を心待ちにしていたのですが、本多さんは結局新
聞の宅配が理由で日刊紙の創刊より週刊金曜日を先に創刊され
ました。その経緯は週刊金曜日のHP
の下にある本多氏の動画をご覧ください(佐高信さんが写って
いるところです)。
私はぜひ本多さんの提唱するルポを中心としたタブーのない日
刊紙を実現したいと思います。そこでご相談ですが、既存の新
聞店網を使って新日刊紙を宅配することは不可能でしょうか?
新聞店で他社の新聞を宅配するための条件などあるのでしょう
か?ゲンさんの長年のご経験でご意見いただければ幸いです。
本多さんに好き嫌いはあるかもしれませんが・・。参考にさせ
てください。

関東関西で10~20万部くらいの新聞が始まればよいのです
が、なにせこの不況期、時期が悪すぎるのは確かです。
本多さんは既存の宅配網を使うと、その新聞店の扱う読売なり
毎日なり地方紙なりの批判ができなくなると言ってられますが。

宅配にかぎらず、日刊紙の創刊でアドバイスいただければ幸い
です。
小生のブログはhttp://honkatu.blog24.fc2.com/掲示板に書き込んでいただいても結構です。
http://honkatu.blog24.fc2.com/blog-entry-544.html
http://honkatu-xynewsp.8.bbs.fc2.com/

どうぞよろしくお願いします。
なおGW期間中留守のためメールいただいても返信などはGW明け
となりますのであしからずご了承のほどお願いします。

このメールは貴殿のHPなどに転載いただいてOKですし、私も貴
重なご意見をお寄せいただけたら、了解をいただいた後に転載
を許可いただけたらと考えています。

タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために1

XY新聞の原典をあたれる本です。
<出典>
朝日文庫 本多勝一著 『滅びゆくジャーナリズム』 第1刷
朝日新聞社  ISBN 4-02-261165-0 C0195
<同内容収録>
本多勝一集 第18巻 『ジャーナリスト』
朝日新聞社 ISBN 4-02-256768-6
本多勝一著 『貧困なる精神 J集 - ジャーナリスト党宣言
朝日新聞社 ISBN 4-02-256636-1
-----------
ジャーナリスト党宣言- タブーなき第四権力、新しい日刊新聞のために

 見たい映画がありながら、雑誌連載の締め切りや単行本・文庫本のゲラ読みその他に追われて機会を逸する生活がつづき、このところ二ヶ月に一本以下しか見ていない。そんな中で強い感動をうけたひとつは 『JFK』 (オリワ゛ー=ストーン監督・ケビン=コスナー主演)であった。
 手元にあってまだ読まないでいたジム=ギャリソンの原著 『JFK- ケネディ暗殺犯を追え(*1) 』 をさっそく読みはじめた。原著の中で特に興味深い、というよりも衝撃的だったのは、これは映画にはあまり出てこなかったが、ギャリソンに対するアメリカ合州国のマスメディアの態度である。かの 『ニューヨーク=タイムズ』 や 『ライフ』 や 『NBC』 をはじめとする代表的大新聞・大雑誌・大放送局が、片端からワシントン政権の体制側に立ってギャリソンを攻撃したのだ。とくに 『NBC』 の歪曲・でっち上げによる攻撃は、日本でいえば株式会社文藝春秋による二十余年間にわたっての私に対する誇張・歪曲・捏造(ねつぞう)・改竄(かいざん)攻撃を連想させた。もっとも、さすがに合州国が日本より ましだと思ったのは、合州国の連邦通信委員会が 『NBC』 に対して、ギャリソンの反論のための放送時間を同じメディアで提供するよう命じ、実行された点である。(これに反して日本では東京地裁の筧 康夫(けかひやすお)裁判長が、文春の悪質な違法行為を支持し、著者の意図とは反対になるような改竄さえ可とする ” 画期的 ” 判決を下して、私の反論権を一切認めなかった。もちろん私は控訴し、きたる七月一日〔1992年〕に東京高裁で第一回法廷が開かれる。)
 ただ、地方検事ギャリソンによる献身的調査の結果としての 「軍産複合体やCIAによる陰謀」 説は、かなり早い時期に状況証拠として出されている(たとえば大野達三 『アメリカから来たスパイたち』 =新日本新書=など)。私自身も二〇年ほども前の小論 「戦争を起こされる側の論理」 ( 『時代』 1971年7月号)でそのような見方をしていたので、この映画や本は 「やはりそうだったのか」 といった確認に近い思いであった。つまり感動は大きくても、初めて知ったというような驚きはなく、したがって前述のようなマスメディアの行動学にむしろ より大きな衝撃をおぼえたのである (*2)。
 地方検事ギャリソンの活動を見るとき、マスメディアが権力に癒着した社会の恐ろしさが改めて理解されよう。権力の腐敗したがることがほとんど法則的である以上、その監視機関の役割を果たすべきジャーナリズムもまた 法則的に権力を批判しつづけなければならず、いささかなりとも癒着があってはならない。言葉をかえれば、タブーのあるマスメディアは情報産業ではあっても、ジャーナリズムではないだろう。ケネディ暗殺をめぐるアメリカ合州国のマスメディアは、もはやジャーナリズムではなかった、とさえいえるようだ。ソ連にもむろんジャーナリズムはなかった。戦争中の日本やナチ=ドイツにもまるでなかった。
 では、今の日本はどうなのか。
 さきにこのコラムで書いた 「第四権力の消滅 (*3)」 で、日本では三権分立がなくなって一権集中となり、第四権力として 「権力への監視機関」 たるべきジャーナリズムもその補完物に堕したことを論じた。ラディカルな体制批判を貫く勇気ある知識人もきわめて少なく、労働組合も学生も弱体化し、いま平和憲法さえ消滅して自衛隊海外派兵(PKO法案)の寸前である。
 日本のジャーナリズムが、もはや体制側の情報産業と化していることはこれまでにも指摘してきたが、これに対して再生なりペレストロイカ(改革)なりを期待することは、いまでは不可能な段階に達しているとみてよい。系列の民放(とくにテレビ)をはじめとして、さまざまな分野の商売に多角的に手を出し、コングロマリット(複合企業)化した新聞社は、はてしなき経営の論理の中の一歯車としてはめこまれ、関連各分野の企業との間に大小のタブーがネズミ算的に増殖し、ジャーナリストが冷遇あるいは敬遠されてゴマスリ記者が好遇されるようになってしまった。ソ連型組織論とは最も遠いハズだったこの国の内実が、世界に冠たるそのメダカ性とも相俟(あいま)って、奇妙なことにまさにソ連型一権集中社会と化したのである。朝日新聞社が他に赤字雑誌をかかえていながら、特に 『朝日ジャーナル』 を狙って赤字を理由に事実上の廃刊に追い込んだのも、十数年来すすめられてきたこうした流れの中の必然的政策にすぎない。
 コングロマリットをジャーナリズムに戻すことが不可能となれば、ジャーナリストは、また真のジャーナリズムを望む読者は、どうすればいいのか。なにか方法があるのだろうか。
 答えはかんたんである。たとえば司法権力が一権集中の歯車化したからといって、もうひとつ別の司法権力を分離独立させることは、一国の権力機構をくつがえす革命を必要とし、あまり 「かんたん」 にはできないだろう。しかし出版や新聞発行の自由は、少なくとも憲法は保障しているし、現に新雑誌が次々と創刊されている。日刊新聞もその ひとつにすぎない以上 「答えはかんたん」 であり、たんに真のジャーナリズムをめざす日刊紙を別に創刊すればよいのだ。(週刊の新聞では状況への影響力に限界がある。)
 限りなく創刊される雑誌に比べて、本格的日刊紙は(一部のスタンド売りを別として)なぜ戦後創刊されなかったのか。経済上・機構上のさまざまな困難はあっただろう。その 「困難」 が一種 ” 張り子の虎 ” となっていたとみえ、実際に創刊しようと動いた例が絶無に近かった。ごく一部にあったが、これは既成の企業を頼りとする他力本願だったことを主要原因として不成功に終わった。実際 「他力」 であっては、創刊はできてもオーナーの胸先三寸によっていつ情報産業化するかわからぬ日常におかれる。また政党の機関紙がジャーナリズムと別次元であることはいうまでもない。
 以上のように見てくれば、タブーなき日刊新聞のイメージもおのずと輪郭が描かれてこよう。自由なジャーナリストと、その活動の場を保証する新聞と、そのような新聞を求める読者の有機的結合。それは必ずしも大部数を必要としないが、かといって自慰的小部数やせまい地域紙では意味がない。理想的には、読者もまた編集者と経営者とを兼ねることであろう。
 外国で最近創刊されて成功した例に、イギリスの 『ザ = インデペンデント』 紙や韓国の 『ハンギョレ』 紙などがある。どちらもジャーナリストとしての高い志が動機となっているが、 『ハンギョレ』 の方が 「一切のタブーを排する」 点で理想に近い。なぜなら 『ハンギョレ』 は、全読者を株主とするところからスタートしているからである。資金の主要出所が読者なので、外部勢力(企業や政党や圧力団体等)に対して顧慮する必要がない。
 これまでに私は、たとえば本誌( 『朝日ジャーナル』 )の下村編集長との対話(1992年1月17日号=本書収録)などで、新しい日刊新聞創刊の可能性について漠然とした夢のような、あるいは冗談半分のような言い方でふれてきた。しかし本誌の最終号となるこの場で、もうすこし具体的なかたちを読者に紹介し、本当に実現する段階にもし到った場合にご協力あるいはご支援をお願いすべく、そのための 「お知らせ」 も兼ねることにしたい。いま同志たちとともに叩き台をつくっている新しい日刊紙の、ごくおおざっぱな輪郭はつぎのとおりである。
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以下に次のの「XY新聞とはなにか」が続く。
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最後に注がつく
*1) ジム=ギャリソンの報告の原題は 『On the Trail of the Assassins' - My Investigation and Prosecution of the Murder of President Kennedy』 (岩瀬孝雄訳・ハヤカワ文庫・1992年)。
*2) とはいうものの、日本のアメリカ派文化人などが絶賛する 『ニューヨーク=タイムズ』 の正体と限界についてはすでに私も19年前の小説 「 『ニューヨーク=タイムズ』 考」 ( 『潮』 1973年11月号=本多勝一集第18巻 『ジャーナリスト』 収録)で指摘したことがあり、ギャリソンへの態度も 「確認」 に近いものの、これほどどは思わなかった。
*3)  『朝日ジャーナル』 1992年3月10日号。よりくわしくは 『グリオ』 第三号(平凡社)に同タイトルで発表した(本書収録)ので、本誌のそれは序論にあたる。
*4)  「ジャーナリスト党」 はこれが初出でない。本多勝一集第18巻 『ジャーナリスト』 での対談者・小和田次郎氏の発言参照。

タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために2(本多勝一さんの日刊新聞構想)

こんな新聞読みたくなりませんか。週刊金曜日発刊前の本多勝一さんの文です。
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ジャーナリスト党宣言 - タブーなき第四権力、新しい日刊新聞のために
(1) いわば高質紙(クオリティー=ペーパー)として週に五日発行。夕刊なし。休刊は日・月の二日。ブランケット版(現行の一般紙と同じ)で当面は12ページだて。
 (2) 土曜または日曜に特別版(いわゆる日曜版に相当)を発行するが、これは従来の常識的日曜版とは全く異なり、総合雑誌や週刊ニュース雑誌の役割を果たすほか、重要な記録を網羅的に収録し、当面は30~50ページだて。
 (3) 原則として宅配を考える。したがって創刊段階で宅配可能な地域以外は当面郵送となる。
 (4) 経営の独立堅持のため一種の会員制とし、創刊時の全読者に株主になっていただく。一株五万円(商法第一六六条ノ二による)とし、創刊時読者(株主)は半年間の購読料を無料に。読者(株主)数を五万人確保できた時点で創刊開始とする。影響力をもつメディアとしての安定部数の目標は三〇万部。一定限度内で多数の株を一人が持つことも可能なので、五万人は五万部に相当するが、株数はもっと多くなって約三〇億円の見込み。利潤があれば株主の購読料を半年単位で値下げしてゆく。
 (5) 一般紙面の編集方針は、一切のタブーを排するために結果として政党的中立となる。 「中立」 はしたがって、現行マスメディアのような消極的(いわゆる 「左」 「右」 を排除した)中立ではなく、積極的(それらをとりこんだ)中立となろう。日本の宿痾(しゅくあ)となった官僚主義(官権)との対決をはじめ、特に環境問題と人権問題を重視する。関連して裁判批判にも重点をおく。
 (6) 一般の雑報ニュースは通信社のものを全面的に採用し、自社のスタッフ記者は全員が独自の署名記事だけを書く。したがって雑報を争う記者は必要とせず、たとえば 『朝日新聞』 でいうなら編集委員クラスだけによる少数精鋭主義をとる。大学新卒の記者は当面採用せず、実績ある中堅以上のジャーナリスト集団とする。
 (7) 紙面整理には、たとえば現行新聞のようなページごとの独立性をやめて外国紙のように 「○○ページにつづく」 方式を採用するなど大幅な改革をすすめ、 「社会部」 「政治部」 といったセクショナリズムを制度的に廃する。
 (8) 電波メディアはもちろん、活字メディアにしても、他の新聞・雑誌が報じた重要な特ダネは 「○○新聞によると」 として紹介し、記録を重視する。
 (9) フリーのライター・写真家・知識人に多くの紙面を提供し、また稿料を高額にしてすぐれたフリーを育てる。
 (10) 外国情報に力を入れ、アジアを始め第三世界の声を重視して、それぞれの専門家などにほぼ定期的に寄稿していただく。
 (11) 音楽・演劇・絵画・ルポルタージュそのほか広範囲の文化を重視、旧来の小説偏重を是正してゆく。
 (12) 各種の市民運動やネットワークを重視し、その情報・動向・交流等をきめこまかく報ずる。外国の市民運動やNGO活動の類も広く伝える。
 (13) テレビ・ラジオ欄は、単なる番組紹介にとどまらず、批判的視点を大幅にとり入れてゆく。一般にメディア批判や 「ニュースの裏側」 的記事を重視する。スポーツ関係も同様。
 (14) マスメディアにおける反論権の確立をめざすべく、反論文の掲載を重視するほか論争(ディベート)を慫慂(しょうよう)し、盛んにする。本紙の記事や評論に対する反論・再反論等はもちろん、他紙誌によって捏造・改竄・プライバシー侵害等による被害を受けた側に対しても、正当な反論であれば紙面を提供して 「マスコミ公害」 と戦う。
 (15) 日曜版(または土曜版)には、長編ルポ・長編論文のほか、講演・講義でも重要なものは収録する。書評も重視して、ときには一冊の本に全ページをついやすような論評も掲載し、稿料も相応に高額にする。
 (16) スタッフ記者による署名記事は、各専門分野や独自の視点による記事を中心に、記録性・解説性・歴史性を重視し、大きな事件などについては随時「解説的要約」を掲載し、社外筆者にも多く登場していただく。
 (17) 読者(株主)の意見を最大限に尊重すべく、投稿ページに質・量とも高い比重をおく。
 (18) 広告はむろん掲載するものの、経営上の比重としては過分な重きをおかない。
 (19) スタッフ記者の中の10人前後を編集委員とし、これに業務関係役員数人を加えて最高決定機関とする。社長はその権限を代行する。
以上はほんの 「叩き台のための叩き台」 にすぎない。 「本番の叩き台」 のためには、さらに多くのジャーナリストや有識者ら広範囲のブレーンからご意見を求めるほか、 『ハンギョレ』 そのほか外国の新聞も取材して参考にする。
 そこで、前述の 「本当に実現する段階にもし到った場合にご協力あるいはご支援をお願いすぺく、そのための」 つまり 「本格的お願いの前段のお願い」 として、本誌読者を含む多くの方々に以下のような呼びかけをしたい。
 このような日刊紙を、もし創刊可能な条件がととのった暁には、ひろく購読者(すなわち株主)を募り、五万人に達した段階で刊行にふみきる。そのように募るときに直接お便りで要項をお知らせしたいので、購読ご希望の方々(すなわち株主予定者)は次の宛先へ往復ハガキで住所氏名(郵便番号とも)、電話番号を ” 登録 ” していただけたら有り難い。
<文庫収録にあたって> 『朝日ジャーナル』 発表当時の原文では、ここに ” 登録 ” さきの日刊新聞創刊準備委員会の仮住所と関係事項、創刊断念の場合の通知方法などが示されていました。しかし日刊新聞は配達問題が最大の障害となってまだ進展をみないので、この部分を削除します。進展があって創刊が決まれば、主要日刊紙の大型広告などでお知らせすることになりましょう。
 このような大計画は、いうまでもなく私一人で考えているのではない。強い意志と実力を備えた個性を、少なくとも数人は必要とする。またこうした性格の新聞は、もはや読者(株主)以外にいかなるスポンサーもタブーもなく、またスタッフ記者は真の意味でのジャーナリストにふさわしい理念を信条とする者に限られる。その人々を 「党」 に類する集団としてみるならば、なかば冗談もこめてにせよ、 「ジャーナリスト党 (*4)」 とか 「かわら版党」 とか呼ぶこともできるではなかろうか。
*このコラム 「貧困なる精神」 も、今週号の二〇八回をもって、本誌休刊とともに不本意ながら終わります。この連載に対する 内外の ” 圧力 ” がありながらここまで続けてこられたのは、ひとえに読者の圧倒的支持があったからこそにほかなりません。それなしには ” 圧力 ” にも耐えきれなかったでしょう。数々の御激励のお便りにいちいち返信を書く余裕はありませんでしたが、この場をかりて心からお礼を申し上げます。長いあいだ本当にありがとうございました。記者冥利につきる光栄です。思えば本誌創刊から休刊までの三三年間は、そのまま私の新聞記者生活(朝日入社から退職まで)のそれでした。
  「貧困なる精神」 シリーズの 「場」 がなくなることを ” 祝福 ” してくれている勢力もありましょうが、残念ながらそれは空しいことになると思います。この 「貧困なる精神」 という看板は、最初はミニコミの 『エイムズ』 、次いで月刊誌 『潮』 、並行して同 『家庭画報』 、そのあとが本誌でしたから、四誌にわたって書きつがれてきたわけです。実はすでに来週から五誌目として 『サンデー毎日』 に引っ越して登場することに決まっています。
 それでは 『朝日ジャーナル』 の読者だった皆さん、さようなら。

( 『朝日ジャーナル』 1992年5月29日=終刊号)
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以上は「本多勝一を応援する読者会のページ」HPより引用です。

本多勝一XY新聞創刊実現掲示板

XY新聞掲示板立ち上げの記

本多さんのXY新聞創刊を早期に実現したく下記URLに掲示板を立ち上げました。
http://honkatu-xynewsp.8.bbs.fc2.com/

支援いただける方は創刊に向けて必要な条件、創刊への期待などを具体的に書き込んでいただけたらと思います。小生は2005.10からこのブログにて書きつづってきましたが、この度XY新聞創刊に特化して創刊への議論を同士の方々と共有できたらと思います。
XY新聞の詳細はhttp://honkatu.blog24.fc2.com/blog-category-5.htmlにあります。本多さんが「ジャーナリスト党宣言-タブーなき第四権力、新しい日刊新聞のために」(『朝日ジャーナル』 1992年5月29日=最終号所収)と題して発表されています。賛同いただける市民の方、こころあるジャーナリストの方、知識人の方創刊実現にむけて行動していこうではありませんか。こころある皆様のご協力、投稿を切にお願いします。

今のインターネット新聞では追及に限界

週刊金曜日668号(2007.8.31)貧困なる精神336より引用。
今のインターネット新聞では追及に限界-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」13
・(原)ただ、鳥越俊太郎さんが初代編集長になった『オーマイニュース』の日本語版も、市民記者の質のレベルの問題が相当あるみたいだね。通信手段として早いし発信するには社会的責任が伴う。
(本多)発信だけだと、ジャーナリズムじゃなくなっちゃうんですよね。
(原)それと僕なりに新聞の未来を考えてみたけれど、インターネットは、オピニオンの発受信を個人が世界的規模で自由にできる点で、パブリックな論壇になり得る。確かにオピニオン・ジャーナリズムを革命的に発展させるが、事実を発掘して報道するには、パーソナル・メディアとしての大きな限界がある。(本多)そう、別次元の話だね。
(原)人間の問題なんだよ。ちゃんと目と取材力、表現と意識を鍛えない限りジャーナリズムにならない。(本多)なりませんね。もう何でもかんでもの頭陀袋になっちゃう。
(原)発信者が事実をどうつかみ、どういう問題の立て方をし分析して、どういう表現で送るか。それがきちんと行われていなければ、新聞に取って代わることはできませんよ。
ジャーナリストの質
(本多)できませんね。「ジャーナリスト」の視点がないと。
(原)だから、本多ブログジャーナリズムか、インターネットジャーナリズムか知らないけれど、ニュー本多ジャーナリズムは、そこをどう克服するかですよね。カギは事実発掘。それにパーソナルな事実情報入手には限界がある。やはり、権力監視・社会正義の追及には組織的なジャーナリスト活動が不可欠な場合が多い。
(本多)結局は視点の問題ですね。たとえば同じベトナム戦争やイラク戦争を報ずるにしても・・・・。
(原)本多勝一のクローン人間を、一〇〇人とか五〇〇人とかつくらなきゃだめでしょう。そういうことがまず先になければ、いまのジャーナリズムに取って代わることはできません。そこのところがどうも抜けている感じがする。一般の新聞はいまになくなるとか言われるが、やられるのは出すべき情報を出していないからで、ニュースの質が悪いからやられちゃうと考えるべきですよ。
(本多)そう。インターネットにやられちゃうわけではない。
(原)ニュースの質はすなわちジャーナリストの質でしょう。
(本多)まさに至言。たとえば大戦争があったって、そこへたくさん記者が行くことはできるけれど、そこで何を書くかといったら、それはもう歴然と差が出ちゃう。だからホントは、もし新聞をつくるなら『ニューヨーク・タイムズ』方式の引き抜きです。ただ『ニューヨーク・タイムズ』は権威があるから、他紙からの記者引き抜きもできるが・・・。
(原)それに韓国は政治情勢が違っていた。四大財閥新聞圧倒的に独占的にやられていて、読者の不満がうっ積していたわけでしょう。まあ市民大衆株主の革新的『ハンギョレ』は生まれたけれど。そういう中での『オーマイニュス』の登場と、日本ではちょっと違う。
(本多)いや「ちょっと」でなくて「大いに」違う。だから難しいんですよ。
(原)だから、『朝日』がジャーナリスト学校をつくったけれど、やっぱりジャーナリストをどうつくるかだね、本多さんがやるべきことは。
略、(原)同士が一〇人、一〇〇人になり、まあ五〇〇人は無理にしても一〇〇人つくれれば、それは立派な新聞ができますよ。
(本多)それはもう一〇〇人いれば十分にできますね。
(原)インターネットも使い、映像も使い、いろいろなものを使える。
(本多)でも核になるのは新聞でしょう。いい新聞は一〇〇万部なくていいんです。もともと質の高い日刊紙を求める層の割合は、今も明治時代も大して変わりませんよ。関東なら一〇万部で影響力は充分。関西もそのくらいでしょうね。
---(以上引用終わり) 引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。
*オーマイニュースhttp://www.ohmynews.co.jp/
http://mytown.asahi.com/tokyo/news.php?k_id=13000170710290001
*ニューヨークタイムズhttp://www.nytimes.com/
WIKIPEDIA
*ハンギョレ新聞http://www.hani.co.kr/
WIKIPEDEIA
朝日 ジャーナリスト学校
本多さんのXY新聞もライター(同志)と宅配手段の確保で問題があるのだろうか。考えるに朝日他大手紙がライバルとなるそんな新聞に塩を送るような協力をするとは思えないし、同志はおられるにしても、宅配が一番の問題かな?電子新聞ではインパクトが弱いのだろうか?新聞配達店によっては朝日の店が日経を扱っていたりしたはずだが。要は配達料金の問題か?新聞店がダメなら、宅急便や会員有志(赤旗のような)の配達も考えられるが(早朝は無理だろう)。早朝読みたい人は新聞店に置いてもらって取りにいくというのはだめかな。熱心な人ならそれでも読んでくれるかも。難しいがこれも記事の内容次第では、他紙に載らない記事を争って人が買い求める状況が理想だが・・。フランスの新聞ルモンドなど夕刊なしの高級紙でパリでは宅配はぜず、キオスクに市民が買いに行き、公園でおばあさんがベンチに腰掛け、カフェで紳士淑女が読んだりしていた。別に宅配にこだわらなくても、どっかで買える場所を確保か自分で作ればよいかも・・。喫茶店やファーストフード、コンビニ(今もあるか)で置いてもらい売ればいいのに。定年でひまになった団塊の世代の皆様いかがでしょうか。月刊金曜日のようにテスト版をタブロイドでもよいから出してはどうか。大手紙でボツの原稿を匿名で載せるとか・・。どれもこれも現実的でないのかな・・・。

ネット時代に脅かされているのは新聞の質

週刊金曜日665号(2007.8.3)貧困なる精神333より引用。
ネット時代に脅かされているのは新聞の質-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」11
・(本多)デジタル=ネット時代になるからこそ、現場のルポとか突っ込んだ解説がますます重要なはずです。だけど逆にそれが少なくなっちゃっている。そこが「ニュースの質」という点で問題だと思うんです。むしろテレビがルポなんかやっていますよ。戦前に近づく日本が、新聞の過ちを再現しない道は大きく分けて二つあると思うんです。
 一つは、もちろんそういう日本を批判する勢力によるブレーキ。そういう勢力に期待したいけれど、それをやる実行力というか国民性というか、それが少ないんじゃないのか。部分的にはあるが、主力として大きな力になることは、国民性的にはないんじゃないのかと。
 もう一つ、これはジャーナリストとしての意見なんだけれど、もうこの上は、新しい有力メディア、例えば新しい日刊紙をつくる以外にないんじゃないのかと。(略)
(本多)『朝日』とか『読売』を変えようとしたって、もう無理だと。原さんは違うかもしれないけれど、内部から改革しようという試みには俺はもう全然希望を持ちません。

・(原)(略)確かに、世論というものが好戦的になりやすい危険性を、ここのところ重く考えさせられいる。好戦的に世論がどんどんなっていくと、マスコミも転向せざるをえなくなる。日露戦争のときの『萬朝報』がそうだったし、満州事変のときの『朝日新聞』の転向も世論の圧力を受けた。
 そういう歴史を見ると、世論とマスメディアが相乗効果であおりあおられつつという形で、これから先も持っていかれるんじゃないかという心配は、正直なところ非常に強い。強いけれども、そうあってはならないし、そうならせたくないと思う人は圧倒的に多い。
--(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

朝日の夕刊で去年から戦前中の自社報道の検証をコラムでやっているのも、満州事変中心に読んでおかねば・・。

日本の反動化とマスメディアの責任-5回目の南京へ19年ぶりに7

週刊金曜日644号(2007.3.2)貧困なる精神316より引用。
安倍は極右の議員連盟の中に常に名をつらね、A級戦犯容疑者・岸信介の孫で、沖縄返還のさい密約をした佐藤栄作元首相の又甥・・。
 俺はよく指摘するのだが、問題の根っ子はこんな男を選出する選挙民の民度にあり、さらにはそれを放置どころか育てる主流マスコミ(ジャーナリズムではない)にある。
・この機会に「百人斬り競争裁判の報告を」(略)すなわち、南京攻撃の日本軍で、二人の将校が功績をきそって「どちらが先に敵兵百人を切り殺すか」を争ったが、実態は戦闘中ではなく、軍民無差別の「据えもの百人斬り」だったこと、日本刀は銃砲撃の近代戦には役立たぬこと、これをルポ『南京への道』(著作集版では『南京大虐殺』)でとりあげたら、反動集団が「この報道はもともと丸ごと虚偽だ」として名誉毀損の訴訟を起こしたこと、しかし最近の判決で当方が完全に勝訴したこと、このおかげで百人斬りについての新資料もたくさん発掘されたので、反動勢力のこの訴訟にはむしろ“感謝”していること。
・ジャーナリズムは権力への監視役がその大きな役割であり、使命でもあるはずです。しかしそれがあまり果たされなくなっています。少なくとも私のいたころの「朝日新聞」にはまだそれがかなりありました。でも今は他の新聞と大して違わなくなっています。だから日本の現在のマスコミ状況は、人口の一定の割合の意識を反映しなくなりました。本来のジャーナリズムであれば「意識の反映」より一歩先んじた報道であるべきでしょうが、とてもそんな状況ではありません。極論すれば、日刊紙ではないけれど『週刊金曜日』くらいしか定期刊行紙誌にはジャーナリズム精神が見られなくなったのです。
 そこで私の夢は、本来のジャーナリズムに立つ日刊新聞を同志らとともに創刊することにあります。もう10年若ければ自分が中心になってそのための運動や実務を進めるところですけれど、新聞社を定年退職したときから『週刊金曜日』の創刊と初期の編集責任を果たすための時間にとらわれて、ついにそれができませんでした。この年末で75才になる“老人”としてはエネルギー不足を覆いがたいけれど、もしそのような日刊紙創刊をもくろむ同志たちがいれば側面からでも支援させてほしいと念ずるものです。・新聞はすでに「紙」の時代からインターネットの時代になっていますが、真のジャーナリズムに立つ内容であればむしろ「紙」でこそ使命が果たせるのではないか。インターネット新聞の弱点のひとつは、内容の重要性によって扱いを決めること(見出しの大きさや段数の変化など)ができず、新聞の第一面に見られるようなニュースの価値判断が一目ではできにくい点でしょう。
 日刊新聞は100万単位というような大部数の必要はなく、たとえば関東や関西の地域でいえば10万単位で充分に使命を果たせます。いや「真のジャーナリズム」を求める質の高い読者の割合は、今も昔もそんなに多くはなかったのです。
---(引用終り)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

本多さんへ、段組のある電子新聞もありますよ!!
読み上げ機能もあるし、スクラップなども保管しやすく、過去記事も検索しやすくなるのでは。月ぎめ金額も安いようだ。(私の部屋の新聞も切り抜き前の古新聞のまま積ん読で、相棒に片付け指令が出ている、スキャナーで保管考えているが、電子新聞ならスクラップも簡単かな)
今までの紙の新聞がとっつきやすいのは判るのですが。宅配の協力が本多さん新日刊紙創刊の難点なのでしょうか?なんとか実現したいなあ。
電子新聞
*産経新聞が電子新聞はじめているようだhttp://www.sankei.co.jp/netview/
*本多さんの新日刊紙(XY新聞)構想は当ブログ左の「カテゴリー」の「XY新聞」を押せば出てきます
*新日刊紙に賛同のかた、コメント欄などで名案お願いします!!

本多勝一さんの日刊紙創刊を実現しよう

本多さんはまだ最近の週刊金曜日でも書かれているように新日刊紙の発行をあきらめてはおられないようだ。

週刊金曜日2007/3/2号より引用、日本の反動化とマスメディアの責任「(中略)ジャーナリズムは権力の監視役がその大きな役割であり、使命でもあるはずです。しかしそれがあまり果たされなくなっています。少なくとも私のいたころの『朝日新聞』にはまだそれがかなりありました。でも今は他の新聞と大して違わなくなっています。だから日本の現在のマスコミ状況は、人口の一定の割合の意識を反映しなくなりました。本来のジャーナリズムであれば「意識の反映」より一歩先じた報道であるべきでしょうが、とてもそんな状況ではありません。極論すれば、日刊紙ではないけれど『週刊金曜日』くらいしか定期刊行紙誌にはジャーナリズム精神が見られなくなったのです。
 そこで私の夢は、本来のジャーナリズムに立つ日刊新聞を同志らとともに創刊することにあります。もう10年若ければ自分が中心となってそのための運動や実務を進めるところですけど、新聞社を定年退職したときから『週刊金曜日』の創刊と初期の編集責任を果たすための時間にとらわれて、ついにそれができませんでした。この年末で75歳になる〝老人〟としてはエネルギー不足を覆いがたいけれど、もしそのような日刊紙創刊をもくろむ同志たちがいれば、側面からでも支援をさせてほしいと念ずるものです。
 新聞はすでに「紙」の時代からインターネットの時代になっていますが、真のジャーナリズムに立つ内容であればむしろ「紙」でこそ使命が果たせるのではないか。インターネット新聞の弱点のひとつは、内容の重要性によって扱いを決めること(見出しの大きさや段数の変化など)ができず、新聞の第一面にみられるようなニュースの価値判断が一目ではできにくい点でしょう。
 日刊新聞では100万単位というような大部数は必要はなく、たとえば関東や関西の地域でいえば10万単位で充分に使命を果たせます。いや「真のジャーナリズム」を求める質の高い読者の割合は、今も昔もそんなに高くはなかったのです。(後略)。

同2007/8/31号P53より引用、「でも核になるのは新聞でしょう。いい新聞は100万部なんてなくていいんです。もともと質の高い日刊紙を求める層の割合は、今も昔も明治時代もたいして変わりませんよ。関東なら10万部で影響力は充分。関西もそのくらいでしょうね。」--(以上引用終り)

同ブログも本多さんのXY新聞計画を応援するために立ち上げています(XY新聞の概要は左のカテゴリ「XY新聞」を参照)。かなり高齢になられ、朝日時代のお仲間もおられるでしょうがなんとか具体化できないかと思います。
さしあたっては新聞の宅配をどうするかでしょうか?専属の新聞配達は雇えないから、朝日の販売店へ依頼できればよいですが、朝日本社が商売敵に塩送るとも思えないが、OBの新聞ならなんとか支援してもらえないでしょうか?パソコンを使わない旧世代には無理にしても新聞が電子化できる(学校新聞などパソコンで作成可能)ならメールで送付できるとも思うが。私は紙で配達してくれるならそのほうがよいが、従来の新聞は切り抜きがたまって場所もとるので(スキャナーで読み込むにもA4スキャナーしか世間では販売しないので新聞の取り込みは不便)、保存には電子データも便利な気がする。

この文章を読んで、新日刊紙に賛同いただける方はぜひ下の拍手ボタンを押してください。ささやかですが、購読希望の方のカウントが可能になります。日刊紙への期待や内容の希望、創刊計画への留意点などありましたらぜひ下のコメント欄、ブログのトラックバックなどお願いします。

なお本多さんの過去の日刊紙への発言はブログ左のカテゴリの「本多勝一」「XY新聞」で読めます。

(週刊金曜日) 創刊600号に想う(本多勝一)

創刊600号に想う(本多勝一)
 今週号は本誌が13年前に創刊されてから第600号にあたる。

「よくぞここまで」と、1993年の創刊当時をかえりみて想う。平坦な道のりではなかった。創刊にいたるまでの最初の契機にさかのぼれば、1990年11月20日、新井直之氏(共同通信、のちに創価大教授)と打合せをしたことが、「XY新聞」と表紙に書かれたノートに記されている。私の朝日新聞社退職の前年である。

 XY新聞とあるように、当初の目的は新しい日刊紙だった。このノートを見ると、新井氏のあとやはり共同通信の原寿雄氏や斎藤茂男氏をはじめ、筑紫哲也氏・岩見隆夫氏(毎日新聞)・石川真澄氏(朝日新聞)・秦正流氏(同)・疋田桂一郎氏(同)・黒田清氏(読売新聞)・長沼節夫氏(時事通信)などの新聞人、さらに井出孫六・松浦総三・國弘正雄・江口圭一・袖井林二郎・安東仁兵衛・岡庭昇等々、ジャーナリズム本来の正統に理解ある学者・評論家各氏たちと会っている。

 こうした諸賢を発起人として日刊紙をたちあげるため、その具体的方法を“先輩”格たる『ハンギョレ新聞』に学ぶべく韓国を訪ねたのは、1992年の5月だった。

 だが、日刊紙は不可能ではないものの、実働部隊が少なすぎた。そのかわり最少限の人数で、かつ難題の配達関係に無縁なメディアとして浮上したのが週刊誌である。『朝日ジャーナル』の休刊で硬派週刊誌がなくなったときでもあった。

 創刊までに最もエネルギーを必要としたのは、定期購読者を一定部数まで募って経営を安定させることである。全国各地で編集委員による講演会が開かれ、とりわけ朝日新聞社で同期だった筑紫哲也氏とは多くの場で一緒だった。話のへたな私と違い、彼の巧みな話術で満場の聴衆に本誌の意義を理解してもらえたと思う。

 1993年の創刊号は、経営を磐石にできる定期購読者数に支えられてスタートできた。ただ、創刊数カ月で初代編集長が都合で退職したため多くの人に応援に加わってもらうなど多少の波乱はあったものの、社員の熱意と、何よりも質の高い読者に支えられて今日を迎えた。

 日本の現状は本誌の意義をますます高からしめている。読者諸賢の一層のご支援を、編集委員の1人として社員とともに熱願します。

http://www.kinyobi.co.jp/KTools/fusoku_pt?v=vol600 より2006/03/31

韓国のネット新聞2

http://www.asahi.com/international/aan/haiken/haiken031127.html
「インターネット新聞攻勢に揺れる韓国新聞界
紙同士の競争も激しく近未来の日本先取り」より
-------------------
専門家記事で勝負の『プレシアン』

『オーマイニュース』と並ぶインターネット新聞の『プレシアン』は、運営方法、規模、論調などでかなり違っている。読者との双方向性はもちろん売りなのだが、一般市民記者の形はとらず、専門家読者の寄稿中心の形をとっている。企業のCEO、大学学長から市民団体責任者、研究者など様々な分野の専門家約200人。直接原稿を書く場合と、材料の提供を受けて記者が執筆する場合の両方がある。『オーマイニュース』がゲリラ的な市民記者による社会的な記事で勝負するのに対し、『プレシアン』は経験ある専門家による分析や正確・詳細な事実報道を目指す違いがある。「例えばイラク戦争について、新聞は公式的な分析しか示さないが、我々は背後に石油利権をねらう米国の戦略があることを正面から指摘する。またある問題についての議員の発言が、新聞なら1、2行ですまされるところをわれわれはたっぷり書く。ある程度行数がなければ、その記事のリアリティーが出てこない。スペースの制限のある新聞ではできないことだ」と、朴太堅(パクテギョン)編集長は話す。

『プレシアン』の発足は01年9月。平均ページビューは上昇傾向にあり、1日200万から400万ヒット。ヤフーなどポータルサイトにも提供しているので、全部合わせると1000万ヒットになることもあるという。昨年9月に黒字に転じ、今年に入ってからはずっと黒字基調という。こちらも収入の70%が広告収入。総人員は22人で、新聞業界経験者が多い点は『オーマイニュース』と異なる。

韓国で影響力を強める、市民記者の投稿によるニュースサイト

韓国のネット新聞「オーマイニュース」を調べ下記URLより引用。
http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20030521204.html
2003年5月17日 2:00am PT

欧米でジャーナリスト気質のある人は、ウェブログを立ち上げて日々の出来事に関するニュースやコメントを掲載し、その欲求を発散する。だが韓国では、何かを公表したいという本能は直接巨大な共同オンライン新聞へと向けられ、その結果、国内で最も影響力のあるメディアが出来上がった。『オーマイニュース』(OhmyNews)は「市民ジャーナリズム」における他に類を見ない試みだ。このサイトに登録した人は誰でも、記者として報酬を得ることができる。

 オーマイニュースの開設者で編集者のオ・ヨンホ氏(写真)は、「オーマイニュースを提供することで、人々が保守的な主流メディアの視点だけを通して物事を見ていた20世紀のジャーナリズムと決別したいと考えた」と語る。「われわれの主要コンセプトは、市民は誰でも記者になれるというものだ。われわれはすべてを提示し、読者は自分たちでその真偽を判断する」

3年前にスタッフ4名で開設したオーマイニュースは、40名を超える編集者と記者を抱える規模にまで成長し、1日当たり約200本の記事を掲載している。だがそのニュースの大多数を書いているのは、2万6000人を超える登録制の市民ジャーナリストだ。彼らの職業はホテルの客室係からプロの作家まで多岐にわたる。

 このサイトは1日約200万人の読者を集めており、進歩派といわれる韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の当選に一役買ったとして広く信頼を得ている。イギリスの『ガーディアン』紙は、オーマイニュースを「自国内の影響力という点では、ほぼ間違いなく世界で最も力を持つニュースサイト」と称している。

 

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まだ旧体制下の新聞社と月極契約している人達へ

新聞業界の現状を知りましょう。
以下「まだ旧体制下の新聞社と月極契約している人達へ」より気になったところを引用します。
筆者は元日経記者のようです。記事分析は2001年4月。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~NKSUCKS/
----------
新聞記事徹底分析「大新聞は何を伝えているのか」
*筆者は、全国紙記者として警察、行政、企業の各記者クラブに計3年所属し、約1千本の記事を書いた経験があり、記事が紙面に載るまでの過程、つまり裏舞台を十分、理解している。また、少なくとも4紙に3年間、日々、眼を通してきた。筆者と同等以上の経験を持つ者が定義に沿って情報収集を行えば、誰でも同じ結果になるはずである。

*四紙(朝日・読売・日経・毎日)の広告面積の合計は、全面積の5
3.7%を占めた。

*こうした発表モノ&独自ニュースとは対照的に、ほとんどなかったのが、ルポと調査報道である。ルポは全体の1.9%、調査報道は0.5%に過ぎなかった。以下にすべて列挙したが、いずれも本格的なものではなく、ルポはその多くが100行足らずの短いもので、調査報道も単なる世論調査であった。

*新聞に占める広告の比率は、53.7%もある。広告は、基本的に権力が発した分りやすい「発表モノニュース」に他ならないから、記事の体裁をとっているものと合わせると、実に全体の74.9%が権力の発表モノで占められていることになる。「独自ニュース」(権力のリークもの)や「企画・傾向モノ」(発表モノをかき集めたものがほとんど)のうち、政・官・業がネタ元となっている記事を含めると、実に全体の82.0%にも上る。権力の広報紙(=官報)であって、ルポがほとんどないことから明らかなように、いくら読んでも現場の状況は見えないのだから、読んでいて面白い訳がない。新聞社の実態は、もはや広告代理店に近いのだ。それでも読者は毎月4000円前後のカネを払っているのだからおめでたい。

*新聞社は、戦後から現在に至るまで、ページ数を増やし続け、広告スペースを増やすことで利益を拡大してきた。朝日新聞社は30年前の1971年、24ページだったが、今や平均37.7ページで発行している。日経は同40.5ページまで拡大し、最大48ページ印刷が可能だ。しかし一方で不景気から記者の数は減らす傾向にあり、紙面を埋めるのに最も都合が良い発表モノの記事に頼る傾向は、強まりこそすれ、弱まることはない。

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ジャーナリズムが『赤旗』だけ?




06.2.24週刊金曜日p7風速計より引用。
・日本人の一〇〇%近くが天皇家や皇族の類を「ありがたい」とか「あらまほしい」とか考えているのだろうか。この日本最大の差別を。 
 そんな思いを抱かせたのが、今月八日の新聞各紙であった。私の見た日刊紙は『朝日』『毎日』『読売』『東京』および政党機関紙の『赤旗』だが、政党機関紙を別とすれば、日刊紙は一面トップに「紀子さま懐妊」を五段ぬきなど大活字で報じた。(略)
・ジャーナリズムとしての役割や使命からみるとき、少なくともこの一〇前後で比較するかぎり、関東でいえば『東京』が一番ましだ。それでさえも、こんどの紀子さん妊娠は一面トップだった。「日本人の一〇〇%近くが・・・」と冒頭で疑ったのは、こういうマスメディアの方が保守反動の側からリードしているのではないのか。
・この問題は別としても、今私にとって記事の切り抜きが最も多いのは『赤旗』である。かつては『朝日新聞』だったが、思えば奇妙なことだ。『赤旗』は政党の機関紙だから、時には政策関連が一面トップに出ることがあるのは当然としても、その他では『赤旗』のほうが一般紙よりもジャーナリズムをやっているなんて、これはもう日本のジャーナリズムの恥であろう。・日本軍(自衛隊)の海外派兵をはじめとする憲法第九条の破壊問題など、戦争と平和をめぐって戦後これほど事態が切迫したことはない。それは即ちジャーナリズムが最も奮起すべき秋(とき)に相当する。ところが実態はごらんのとおり。
 やっぱり思う。「保守反動の側」とは逆の側から「リード」せよとまで言わずとも、せめて日本人の重層する意識内容をそのまま反映するていどの日刊紙(やインターネットを含めた新しい総合メディア)は創刊できないのか、と。
---(引用終り)
東京にいて独り暮らしを始めたときは「東京新聞」を購読していた。全国紙より安いし、記事も近くの川の釣り場の紹介などもあってほのぼのしていた。特報のルポなどもあり記事も充実し、日曜版もカラーの大図解シリーズがあって分かりやすかった。

読者を株主とする新メディア



週刊金曜日2006.1.20号P7風速計 本多勝一

従来から提唱されている韓国ハンギョレ新聞方式の日刊紙やネットを
含む新メディアを再度提言されている。
スケジュールなど具体化されないだろうか。待ってばかりではつまらないので、伊藤千尋記者のハンギョレの12年(週刊金曜日2000.9.8からの連載)などをひもとき、創刊の問題点など考察してみようと思う。

新聞労連との対話(1992.10.6)

「『読者が株主の日刊紙』について、『朝日ジャーナル』最終号に書いた『ジャーナリスト党宣言』の中で、一応おおざっぱなたたき台のことは触れておりますが、本当はこの計画はもちろん私だけじゃなくて、何人かの同志で考えていることです。まだ発表するつもりはなかったんですが、たまたま『朝日ジャーナル』があれでおしまいになってしまうというものですから、取りあえずそういう構想があるということをお知らせする意味で発表したわけです。だからその後、それ以上の細かいことはまだ進んでいないんですが、この問題で一番大きな障害というか、進める上での具体的な問題は配達の問題にあると思います。やっぱり宅配をやりたい。配達の問題は現在の新聞界での最も大きな問題で、大変困難になっておりますが、あれと同じような方法を取ろうとは思っていません。全然別の構想でいくつか考えているんですが、それ以外の編集だとか、あるいは印刷はそんなに難しい問題じゃない。配達の問題が最大の問題で、それが何とかなればあとはかなり簡単に解決できる結論に達しております。従って配達の問題が何とかめどがついたら、そこから初めて本格的準備にかかろうといまのところなっているわけです。

読者が株主

「読者が株主になるということは非常に有力な方法だと思うんです。その着想は、『ハンギョレ』新聞とは別に私たちも考えていたんですが、具体的にそれをやっている所があるということを知って取材に行ったわけです。読者が株主になる方法をやってるのは他にフランスの『ル・モンド』があります。これは元はそうじゃなかったんですが、途中から切り換えて読者が株主になっております。『ハンギョレ』新聞を取材して、『やっぱり株主としてやる方法は非常にいい方法だ』とますます自信を強めました。」

「ある外資系の製薬会社の役員をやっていたんですけれども、役員といったって、たいていの会社がそうであるようにオーナー以外の役員は全部サラリーマンです。これがもう、大変な会社人間で働いている。あれはガンになる1つの要素だと思うんですが、それでガンになって『俺は何という会社人間だったのか』と気が付くのですよ。人生はこんなもんじゃなかったはずだと言って、それで陶芸や彫刻を始める。しかしもう既に遅くて、刻々と死ぬ日が近づいて来る訳です。そうした間にいろいろ考えてることが大変感動的なんですが、いくら気がついても失った人生はとり返せない。しかし、会社人間ということがいかに馬鹿げたことだったとしても、必ずしも会社をやめる必要はないわけで、『人生とは何か』という問題まで考え及ぶかどうかです。だから、もし『人生とは会社人間である』ということを悟った人なら、それはそれで別に知ったことじゃない。ところが悟らないでいつのまにか会社人間になっている、個人としての人生を忘れている。喜々たる奴隷。そういう状況が進んでいると思うんですね。だから、彼がガンになってから気が付いたことは、本当はもっと早く、例えば学生時代に気が付いておったら、全然別の人生があったんじゃないか。別にそれは会社に行くなということじゃなくて、生きるための月給は必要だろうから就職はそれでいいんだけれども、しかし『会社にいながら会社人間でないこと』は可能ではないかということが1つのヒントになると思うんです。学生じゃなくたって、考えてみれば生まれたときからそうじゃないかと。ガンになって気が付いたことに、本当は子供のとき気がつけば、たぶん別の人生があるんじゃないでしょうか。しかし、今の日本の教育制度というのは、反対にそういうことを極力つみ取っていくわけで、いかに個性や才能をつみ取るかが今の日本の教育の基本方針です。好きなことを止めさせる。早く、子供の時から進学塾やら受験校などに強引にやらされて、親も洗脳されてますから、強引にやらせて、子供が自分の頭で考えることを止めさせる。好きなことも止めさせる。自然との接触を止めさせる。単に与えられたものをコナスことが得意な受験秀才、つまりは企業のニーズにこたえるような人間を育てる。そういう基本的な教育機関になってますから、ますます『人生』をふりかえるようなチャンスは無くなる。」

「私の文庫が今までに朝日文庫だけで二十何冊出ていますけれども、あの中でベストセラーの順位を言いますと、一位が『日本語の作文技術』で、二位が『中国の旅』なんですね。つまり『中国の旅』は印税でも儲けさせてもらっている。もちろんそんなことでは悪いから、いろいろ還元していますけれども、しかし経済的にはそういうことが言える。だったらどうしてフリーの人はああいうことをやらんのか。…
最終的には、体制癒着型の幹部が、余りそんなことを歓迎しない。大多数の日本人も好まない。そこにまた行き着くわけですよ。そういうことをやる記者は余り優遇されない。」

以上は本多氏著作のどこか引用箇所が不明ですが、以下URLより。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~NKSUCKS/masukomi.html 

XY新聞

本多勝一さんの新聞早く読みたいですね。
なにを手伝えば。実現するでしょうか。
同士の皆さんよろしく。

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