本多勝一 週刊金曜日 応援、侵略を考えるサイト

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本多勝一さんの日刊新聞構想XY新聞
「タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために(日刊紙の詳細)、(前文
本多勝一XY新聞創刊実現掲示板 編集委員が語る週刊金曜日
2011.9.10週刊金曜日創刊18周年記念講演会(福島原発事故,本多勝一講演あり)
週刊金曜日創刊から現在までの歴史(2008.11.22大集会の冒頭映像)
本多勝一 動画(週刊金曜日創刊15周年大集会のあいさつ2008.11.22)
筑紫哲也の追悼ビデオ(2011.11.22大集会) 週刊金曜日講演会本多勝一「天才と秀才」(1994年頃)
貧困なる精神 自衛隊、旧日本軍の侵略行為(日中戦争、戦犯他)
南京大虐殺 従軍慰安婦 アメリカの侵略(ベトナム戦争など) 新聞研究地方紙、朝日など)その他、分類別は左欄のカテゴリを参照。 

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できることから動いていこうと思います。

「戦争」というマスコミ用語にだまされてはならない

本多勝一集18ジャーナリストP98~104(朝日新聞社)より以下引用。
戦争に反対する。戦争が悪の根源である。戦争をなくそう。二度と戦争にならないように。息子を戦争に狩りだされまい……。
こういった表現が、いまの日本の良心的市民のあいだで、何の疑間もなく使われています。新聞の投書欄などでもこの種の表現が一般的です。けれども、実はこうした表現には重大なごまかしがあることをここで指摘したいと思います。こうしたごまかしの表現を、良心的市民が普通に使うようになってしまった主要な原因は、たぶんNHKをはじめとする大放送や大新聞による教育の〞成果〞に求めることができましょう。それではまず、その大新聞の一つから最近の社会面のトップ記事を、実例として以下に全文引用いたします。
 失ったもの。本名と両親と、ふるさと、そして中国語。
 得たもの。日本人の妻と子と日本語、そして平和の尊さ。
中国人、光俊明さん、三十六歳。彼の人生ドラマの演出者は、人間が生み出した最大の怪物、戦争である。この人生ドラマが、本物のドラマになる。東宝が、岡本喜八監督を起用して、近く映画化することが決った。
 七歳の捕虜
今は、神戸の貢易商社員として平凡な生活を続ける光さんは、こういう。「平々凡々な生活の方がどんなにいいか。単なる戦争ドラマには、してもらいたくないなあ」
昭和十八年六月、日本軍の第三十七(光)師団は、中国・河南省大爺廟で、約五百人の中国兵を捕虜にした。その中に、自分の名前もよくわからない、七歳の少年がいた。光少年である。父母と別れ、戦乱の中で学校教育を受けるため、中国軍の将校に預けられていた。
「日本軍のおそろしさを、いっぱい聞かされ、また実際に見てきているので、(中略)日本軍の中にいっしょにいるのが不安でならなかったのです」(ニトリア書房刊『七歳の捕虞』から)
光師団は九州出身者で編成されていた。勇猛ではあったが、素朴な人情にもあふれていた。
「七つか。オレの子どもと、あまり変らないなあ」兵隊たちから、オニのようにこわがられている下士官たちが、とりわけ少年を可愛がった。中国人がつけたという俊明の名をとって「トシ坊」の愛称がつけられた。慰問品のおもちゃをもらったり、日本語を教えてもらったり。いじっぱりなトシ坊の警戒心は、日本兵たちとの交流の中で徐々に和らいでゆく。
 南下軍
日本軍のマスコットになったトシ坊はやがて、南下する部隊と行動を共にする。戦場の兵士たちにとって、父母の愛に飢えた一人ぼっちの少年の存在は、人間らしさ、を取戻す心の糧でもあったのだろう。「日本軍を頼って生きてゆくよりほかしかたがないと考えたのです。彼らも果てしなく続いている戦争とともに歩いて行く兵隊でしたから、安心できる頼り場所とはいえないのですが…」(同書) 南京、武邑、桂林、ハノイ…。ある時は米軍機に襲われながら、ある時は、病魔にとりつかれながら行軍と駐屯を繰返した。サイゴンで終戦を迎え、パンコク郊外の収容所で英軍の捕虜としての生活を終えるまで、丸三年。七千キロの長い旅は終る。
 旧兵士
引揚げが決った時、「トシ坊」は十歳になっていた。連合国への引渡しを泣いてこばんだ。迎えにきた中国兵をまいて、ジャングルの中に逃げこんだりもする。加地正隆陸軍医が養父を買って出た。師団司令部の再三の交渉で、英軍当局もついに「トシ坊」の日本渡航を許可する。そして引揚げ-。
 熊本市の加地さんの実家に引きとられ、師団の別名「光」がそのままトシ坊の姓になった。彼の戦後は穏やかな日々の積重ねであった。一家や周辺の人たちの愛に包まれて、小、中、高校と進学した。昭和三十四年には、地元の熊本帝大を卒業する。
 昭和四十四年、いまは消防署に勤める辻伍長の世話で、吉田範子さん(二六)と結婚した。阿久根曹長(鹿児島)、石川上等兵(大分)、宮浦上等兵(宮崎)らもかけつけた。新婚旅行は九州南部へ。旧兵士たちが、車で次々とリレーした。一円もかからないハネムーンであった。“その代り、二人だけの時間なんて、全然なかっったです」
 映画化を決めた東宝映画のプロデューサー、馬場和夫さんはいう。「中途半端に扱うと、中国ブームに便乗しただけの上すべりなものになる。あんな侵略戦争を起し、残虐行為を働いたのも人間だし、こういうドラマを生むのも人間です。人間とはいったい何か、深く考えさせるような映画にしたいと思う」
光さんに昨年、長女の美也子ちゃんが生れた。残る夢は、もう一度、中国の土を踏んで、父母に再会することである。「父は兵隊にとられたからとっくの昔に死んでるかもしれませんねえ。母は、きっと生きてます。顔もだいたい覚えてるような気がするんです」
(『朝日新聞」“一九七二年一月一五日)
 右のような記事について、一般的日本人は、あまり違和感を覚えなくなってしまいました。しかし、これを「全くふざけた記事だ」と怒り、東宝に対して、このような視点での映画製作に抗議している人々もあるのです。
その声をきいてみましょう。以下は発表されなかった私の記事として読んで下さい (まえがき省酪)。
 中国帰還者連絡会(正統)事務局長の塚越正男さん(溶接加工)は、まず「すべては〝戦争〞が悪かった」とする立場を、侵略者の考え方として批判する。-「なにもかも『戦争』のせいにするんだったら‥ベトナムに侵略した米軍に対して抵抗する解放勢力の戦いも、侵略軍の戦争と同列に『悪い』ことになってしまうじゃありませんか。悪いのはあくまで『侵略』であり、『帝国主義』『軍国主義』であって、その結果としての『戦争』という現象を悪いというのは、本質をはぐらかすケンカ両成敗的な侵略者側の発想ですよ」と指摘する。
 そして、光俊明さんのような子供が日本軍について歩いた例は、「皇軍による恐るべき残酷な作戦としていくらでもあったことだ」と、塚越さんのほか同会の鵜野晋太郎さん(新日本通商)や小林栄治さん(機械振興協会技術研究所)らは、自分たちの作戦体験から次のように語った。
-中国にいた日本軍が、いわゆる「警備態勢」から「作戦」なり「討伐」なりに移るときは、まず駐屯地付近の村のひとつを急襲し、農民を強制連行してくる。行動開始は夜が多い。目的地をひそかに急襲するため、とくに豪雨の夜などが好まれる。このとき弾薬運びや糧秣運びに使われるのが、狩り集めておいた農民だ。猛烈な「皇軍」の「行軍」に、重荷をかついでついていかされる農民たち。兵隊は訓練でなれた〝プロ〃だが、農民はこんな行軍など〝アマ〞だし、重い荷をかついでいる。一夜でその顔には死相が現れた。
 そのような村人たちの小さな子供が、親から離れじとついてくる。作戦のどさくさが終わるころ、馬よりひどく扱われた死相の人々は、まず半分以上が死んだり殺されたりしている。孤児になった幼児が残る。
 作戦地へ往復する途中の村々が、また悲惨だ。豪雨でサルマタまでぬれた兵隊は、十分か十五分の小休止があると、近くの農家へ手当たり次第にとびこむ。農民を外へ追い出すと、そこいらにあるイスなどの家具を集めて火をつける。ぐしょぬれの服は、猛火でたちまち乾く。上官は「おいおい、手りゅう弾が火で爆発せんよう気をつけろよ」などといっている。歩きだすとまたぐしょぬれ。小休止でまた農家の家具。貧乏な農民にとっては、宝のように大切な家具が、次々とタキモノにされる。
 こうして襲った目的地が「敵性地区」*であれば、村人はさらわれて、行くときの有事で死んだ村人や馬のかわりに、帰途の荷をかつがせられる。機関銃など四人でもブラフラするはど重い。ここでまた村の子供らは、連行される親にしがみつく。親たちは、生きては帰れないだろうことを知っているから、わが子に「村に残って待ちなさい」と叱るが、子供らは手をかたくつかんで離さない。そのまま拠点へとついてゆく。
 帰途の「行軍」は往路よりひどい。敵に退路で待ちぷせなどされないようにと、さらった村人に一番の近道を案内させる。夜道にゲリラがかくれられないようにと、途中の民家に片端から放火して、周囲をあかあかと照らす。「どうお家を燃さないで下さい、と手をあわせんばかりに拝みながら、そのかわりにとワラの束なんかを持ってくる農民たちの必死の顔が、今でもまぶたにうかびますよ。そんなものはしかし一切無視して、どんどん放火しましたが」と鵜野さんはみずからの体験を涙ぐみながら語る。
-こうして日本軍の駐屯地まで帰ると、馬がわりに連行してきた村人は、たいてい「秘密保持のため」として殺された。また孤児ができる。これは兵隊たちが個人のドレイのように連れて歩いた。ハンゴウなどを持たせたり、水くみなど雑用に使ったり、ペットみたいな感覚のマスコットにしたり。だから「太郎」「花子」ときには「ポチ」などという名がつけられた。
「中国に行った日本人戦争経験者なら、そんなこと常識ですよ。涙もかればてて、おそろしい日本兵の列の間を歩いている子供の姿は、今思うと泣けてきますよ。あの〝トシ坊〞などは、生き長らえただけ幸いだった珍しい例でしょう」と、塚越さんは語り、安易な姿勢の映画化に強い疑問を抱くのである。
 以上の〝記事〞を読んだ上で、冒頭にあげた実例の記事を考えてみましょう。たとえば「彼の人生ドラマの演出者は、人間が生み出した最大の怪物、戦争である」というような文章。果たして、そうでしょうか。
 いま私たちの目前で行われているベトナム戦争を例とします。ベトナムに五〇万の大軍を、はるばる太平洋を越えて送りこんだアメリカ合州国政府。タイや沖縄やグアムの基地、それに第七艦隊のたくさんの空母から、地球はじまって以来の大量の爆弾を、せまいベトナムに連日注ぎこんでいる合州国政府。これに対して、ひたすら自国民の解放勢力のみで、また、ひたすら「防衛」や「抵抗」の範囲のみで、延々と戦いつづげるベトナム。かつて一度たりとも、ベトナム側がアメリカ合州国を攻撃したことのなかったこの戦争。これはいったい何でしょうか。ベトナム人が毎日無差別虐殺をされているこの現象の「ドラマの演出者は、人間が生み出した最大の怪物、戦争である」のでしょうか。
 べつにむずかしい問題ではないと思うのです。やけくそ気味の右翼文化人は別として、この「ドラマ」の最大の原因は、合州国政府が太平洋をはるばる越えて、ベトナム侵略してきたことにある点は、もはや一般的日本人の常識に定着しています。強盗に押し入ったのは、合州国政府の側であって、ベトナムが合州国に強盗に出かけたのではない。ベトナムが強盗された側であることは疑問の余地があ。ません。そうであれば、その強盗と、された側との問で行われている格闘をみて「悪いのは格闘だ。ケンカが悪いのだ」と解説する馬鹿さかげんもまた、疑問の余地がありません。悪いのは、「格闘」自体ではない。強盗に押し入った行為が悪いのであり、強盗自身が悪いのです。強盗の側が一方的に悪い。強盗にはいられた側の抵抗は、一〇〇パーセント正しい。
 では「悪いのは敢争だ」とする思考法は、どういう結果をもたらすか。これは「悪いのは格闘だ。ケンカが悪いのだ」という馬鹿さかげんと全く同じことになります。ます。すなわち、悪いのはアメリカ合州国政府でもなく、帝国主義でもなく、侵略でもない。「戦争」が悪いのだ。「人間が生み出した最大の怪物、戦争」にこそ、悪の根源があるのだ。だから、悪の根源は、憲でもなく、帝国主義でもなく、軍国主義でもなく、アメリカ合州国政府でもない。だから、合州国政府代表のニクソンは、ホー=チ=ミンファン=バン=ドンと同じていどに悪く、従って同じていどに正しい。「戦争」さえよせばいいのだ。侵略はよさなくてもいいし、帝国主義や軍国主義もよさなくていい。従ってまた、ニクソンがモスクワで「ターニャ物語」を放送することも正しい。(余談ですが、戦争は「人間が生みだし最大の怪物」ではありません。昆虫界では、アリの社会が猛烈な残酷戦争をやります。)
 もはやこれ以上の説明は不要かと存じます。悪の根源を、侵略や、侵略の背景としての軍国主義や帝国主義に求めずに、「戦争」に求めるやりかたは、ニクソンをたいへん喜ばせることになる。大放送も大新聞も、今後このようなやりかたを続けてゆくでしょうが、私たちはこうした教育にうっかり乗せられないようにしたいものです。そのためには、侵略された側がどう考えるかといった視点を、常に持ちつづける努力を忘れないことだと思います。本書『戦争の不条理』は「戦争」を扱っていますから、ここに編集された各文章も、こうした視点をいつも投影させながら読めば、それが侵略する側の論理か、される側の論理かを見破るための、ひとつの指標となるかもしれません。
 悪の根源は、戦争ではありません。侵略であり、それをもたらす帝国主義社会体制の側にあります。帝国主義は、どうやら近頃では資本主義国だけにあるものではないようですが。
(三省堂「人間の発見シリーズ」第三巻『戦争の不条理』巻頭文から=一九七二年春・記)
ーー(以上、引用終わり)
安倍首相が70年談話で「侵略」の言葉を入れるかが話題になっているが、なぜ韓国、中国が注目するのか改めて理解した。
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しょせん日本支配層の支配下のメディア、本多勝一

週刊金曜日ツイッターより引用。
https://twitter.com/syukan_kinyobi/status/521656108088184832
現在の放送・新聞・週刊誌・月刊誌のほとんどは、「しょせん日本支配層」の支配下にある。その日本支配層とは、図式としてはすなわち自民党政権を支えている独占資本のことだ。『貧困なる精神17集』本多勝一

あの人に迫る 本多勝一 東京新聞インタビュー

東京新聞2014年10月5日11面より引用。記事のとらえ方 上の姿勢が問題
朝日が昔と比べて変わったか、と言われれば、それは変わったね。
 基本的には、朝日新聞と東京新聞がひっくり返ったみたいだ。記事を読む限りだが、今の東京新聞は、昔の朝日新聞のように、いい記者が自由に書いている気がする。
 しかし、今の朝日は他とどこが違うかと言われても、あまり違わないでしょ。
引用終わり。
ーー
本多さんが新聞にデカデカ載るなんて、しかも素顔で・・。
それにしても「朝日の論調が変わったら気をつけろ」とどこかで読んだが、そんな時代に差し掛かっているのだろうか?

さいたま市大宮区三橋公民館、平和の望む俳句掲載拒否

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2014.7.4東京新聞 同7.26
戦前回帰を思わせられゾットした。
ーーー
「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」
さいたまの70代俳句 公民館 月報掲載拒否  
「思ったことを少しづつ口にできなくなり、戦争ができる国になってしまうのでは」
平和望む句 なぜ拒む、公民館で9条語れないのか  言論弾圧の卵のよう
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7,14東京新聞 さいたま市今後も掲載ない 縮む自由見過ごせぬ
8.7東京新聞 9条俳句掲載拒否 行政が判断=言論統制 公民館の役割放棄

週刊金曜日2013.1.11号アベノミクスを監視せよ

 <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>   2013.1.11
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■自公タカ派政権が始まる
再び自民・公明連立政権が始まる。
軍隊の復活を明言して政権についたタカ派内閣だが、当面は「改憲」を封じ込め、
力を入れるのは「アベノミクス」と言われる景気対策だ。
が、そもそも格差・貧困を生み、原発安全神話を唱えてきたのは自公政権だった。
その検証も反省もなく、「脱原発」の民意にも耳を貸そうとしない。
われわれはどこに反撃と希望の糸口を見出せばよいのか。
●アベノミクスは見せかけの景気対策だ! 横田 一
●「個」を捨て「公」を押しつける自民党憲法草案
 人権を守らない憲法は近代憲法ではない 植野 妙実子
改憲勢力が躍進したことにより、戦後初の憲法改正発議がなされる
可能性が出てきた。自民党が昨年四月二七日に出した
「日本国憲法改正草案」が実現したら日本はどんな社会になってしまうのか。
●あなたも参加できる脱原発への取り組み
 エネルギーシフトのカギは「地域と市民」 高橋 真樹
二〇三〇年代までの原発ゼロ政策を見直すとの発言が安倍晋三総理から出るなど
脱原発への道が遠のいたように見えるが、市民による自然エネルギーへの
取り組みが希望だと筆者。全国で展開されている代表的な例をいくつか紹介する。
●「もうオッサン政治にはうんざりや」
 政治に喝!世界を救う全日本おばちゃん党 猪熊 弘子
マッチョでキナ臭い「オッサン政治」が日本をダメにしたと立ち上がった
自称「おばちゃん」たち。戦争も核も弱い者いじめも嫌いで、
子育てや介護を助け合う「おばちゃん」こそが社会を変える! 
●雇用・労働破壊の現場から
 年収二〇〇万円の壁にあえぐ一八三〇万人の非正規労働者 松元 千枝
深刻化する格差・貧困だが、そもそも大企業を優遇し正社員を減らし、
こうした社会を作ったのは自民・公明連立政権だった。
雇用と労働が破壊された現場からは、新政権に期待する声は聞かれない。
●今こそ東アジアの平和構築を
 ナショナリズムと対決し隣国との信頼を深めよ 子安 宣邦
東アジアにおける相互的な国家主義的緊張は、
安倍自民党の勝利をもたらした。予想される日米同盟強化による国家戦略、
改憲を公約する国内政策にどう対抗するのか。
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 【2】編集長コラム
 これから四年は自公政権が続く。あの安倍政権だ。
 二〇〇六年発足の第一次安倍政権は教育基本法を改定し、憲法改正国民投票法を成立させ、朝鮮への態度を強硬化させた。
 在日韓国人の多い山口県下関を地盤とし日韓関係を重視する首相は、それゆえか在日朝鮮人に異常に不寛容である。
 自由(主義、リベラリズム)を党名に掲げる自民党は本来、リベラルのはずだ。
 しかし同党憲法改正案を見ると今やこの思想と相反する。
 総選挙後永田町ではリベラルの影が薄くなった。
 言葉の意味は変わるものだが、私は個人を大切にするリベラル思想の真髄は「寛容さ」だと理解している。
 これは政治や経済において必須の気持ちのはずだ。
 さて一九九三年一一月に創刊した本誌はおかげさまで今年二〇年を迎えます。
 本誌がなんとか生き延びていられるのも、エンターテインメントや宣伝記事よりも社会に杭を打つ硬派な記事を載せる雑誌が日本に必要であると思われ続けているおかげなのでしょう。
 期待に応えられるよう、励みます。(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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 【3】次号 1月18日号(927号)予告
特集タイトル
本物のニセモノがやってきた
猪瀬直樹都知事に告ぐ
佐高信×佐藤優「尖閣を弄ぶな」
櫻井よしこ「猪瀬氏は卑怯者で恥知らず」
石原ファミリーと対立する自民党都議会
膨張する軍事費 安倍政権のタカ派外交
不正研究、不正使用横行する大学
「一人で年間223本の論文執筆」は、なぜ疑問視されなかったのか 中井浩一
新・買ってはいけない
「エナジードリンク」って何がエナジー?
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 【4】近刊のご案内
★『悪名正機 アウトサイダー十三人の話』高須基仁
定価1365円(税込) A5判並製 180頁
ISBN978-4-906605-88-0
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2648
全員、嫌われ者。だから、面白いんだ。
嘗て「ヘアヌード写真集の仕掛人」とも言われた高須基仁。彼の交際範囲は広く、
芸能人、レスラー、ボクサー、宗教家、左右の活動家、作家、漫画家、映画監督、AV女優、政治家など、
枚挙にいとまない。著者厳選の、一般メディアには登場しない人物との対話集。
〔13人のアウトサーダーたち〕
前田日明(「RINGS」CEO) 在日コリアンから帰化、いま「国」への思
いを語る
朝堂院大覚(武道総本庁総裁) 朝青龍暴行疑惑、亀田問題、「怪人」が語った歴史の裏側
斎藤智恵子(浅草ロック座会長) 「浅草の女帝」の生き様と女の矜持石井和義
(K-1元プロデューサー) 
出所から2年、総合格闘技ブームの火付け役が思うこと
柳美里(作家) 分断された朝鮮への思いと家族へのこだわり
川崎タツキ(元プロボクサー) 少年院、暴力団、薬物依存地獄を乗り越えたボクサー
戸川昌子(シャンソン歌手・小説家) 地獄をみてきた人間の強さ
杉浦和男(地下格闘技・KRUNCH創設者) 本物の“不良”の図太さとは
山本直樹(漫画家) 言葉の暴走の先に描くものルミカ(シンガー) いじめをなくしたい──歌で広げた絆
秋田一恵(弁護士) 徹底的に被告に寄り添う
ごとう和(漫画家) 『6番めの虹』で原発事故を描く
黒岩安紀子(歌手・故団鬼六夫人) 左翼も右翼も泣かす歌い手

★70年代 ~ 若者が「若者」だった時代 週刊金曜日 編
 http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2633
何かが終わり、そしてその後に何かが始まった──。
政治の熱い季節が過ぎ去った後に迎えた七〇年代を語るとき、私たちは往々にし
てこのように表現しがちだ。
だが実際にそこで何が目撃されて何が語られ、いかなる理念が生みだされてきた
のだろうか。
現在までも明確な総括をなし終えぬまま、人々はこの時代が残した多すぎてかつ
大きすぎるさまざまな残影を引きずり続けて、二一世紀の二度目の一〇年代を迎えている。
いま、「回答」という名の終着地がない思索の果てしない海路へ、読者を誘う。
懐古に留まらない、現在と未来をも洞察する手がかりを求めながら……。
本誌好評連載「70年代の光と影」の単行本化。
《目次》
まえがき
座談会 平熱が高かった70年代、そしていま
     雨宮処凛 中山千夏 平井玄   司会/北村肇
1 阿久悠、社会現象を創った男「歌は世につれ」ではなく「世が俺の歌につれ」たのだ 1970 鈴木 耕
2 田中美津と榎美沙子 ウーマン・リブが担った矛盾とはざまを今も凝視する1970 田中 優子
3 検定官を萎縮させた家永三郎三二年の教科書訴訟 1970 高嶋 伸欣
4 現代人の「まつり」に爆発させた岡本太郎の意志と野望 1970 北村 肇
5 ちばてつや「あしたのジョー」が渡った“1970年”という橋 1970 田沢竜次
6 三島由紀夫と高橋和巳 学ぶべきものはすべて この二人に学んだ 1970~71鈴木 邦男
7 ニクソンショックがドルの大幅下落とマネー経済病を生んだ 1971 山田 厚史
8 日活ロマンポルノ 日本映画低迷期に吹いた新しい風 1971 寺脇 研
9 『二十歳の原点』と高野悦子が残した激動の日々の記憶 1971 成澤 宗男
10 保革伯仲時代ゆえに司法の右旋回を狙った青法協攻撃 1971 宇都宮 健児
11 戦争責任問題を浮上させた昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」 1971~75 天野 恵一
12 連合赤軍事件 社会への回路が閉じられて「生きづらさ」につながった 1972 雨宮 処凛
13 届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 1972 平良 亀之助
14 稀代の金権政治家田中角栄と越山会に挑んだ「たった一人の闘い」 1972 桜井 善作
15 『神田川』と過ぎ去った季節の追憶 1973 成澤 宗男
16 水俣病 1973
17 セブン-イレブンから始まった利便性の果てに 1974 斎藤 貴男
18 『笑い』の毒で右も左もぶっ飛ばすつかこうへい演劇の衝撃 1974 横内 謙介
19 ファシズムに対抗する「共創協定」を仲介した国民作家・松本清張 1974 辻井 喬
20 “狼”大道寺将司と東アジア反日武装戦線 償いきれぬ償い 1974 宇賀神寿一
21 時代を疾走した青春のべ平連と訪れた「解放」の日 1975 吉岡 忍
22 「人間解放」をめぐる交錯テクノロジーと想像力に揺れた村上龍と村上春樹1976/79 池田雄一
23 山田太一「岸辺のアルバム」と崩壊家庭を立て直そうとする者 1977 佐高信
24 蜷川・美濃部・黒田 革新自治体と「TOKYO作戦」 1978~79 村上 恭介
1970年代の出来事(年表)

★飲水思源
メディアの仕掛人(プロデューサー)、徳間康快
濁々併せ呑む夢の大プロデュサー
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2615
徳間書店創業者で、宮崎アニメを世に送り出し、芸能、音楽、出版、新聞……そ
れぞれのエンターテインメントを一流に育て上げた徳間康快の絶対値の大きさを人物評伝の名手佐高信が描く。
本誌好評連載の単行本化。

★『週刊金曜日』臨時増刊「さようなら原発 路上からの革命」
 http://www.kinyobi.co.jp/news/?p=2163
「脱原発」のデモや集会が全国に広がっています。毎週金曜日に行なわれる首相
官邸前デモは10万人の規模になり、「7・16」の代々木公園には17万人の人々が集まりました。
 目立つのは、政党や組合の動員ではなくツイッターなどの呼びかけで集まった
人々の姿です。子ども連れの若いカップルもたくさんいます。こうした新しい動きに「革命」との評価も出て
きています。
 本増刊号はカラー32ページ。「路上からの革命」を写真中心の企画でまとめ
ました。官邸前デモ、「7・16」の空撮を始め、全国のデモの様子も網羅しています。また一般募集した写
真を数多く掲載しました。「歴史的事件」を市民の方々とともに残したかったからです。ぜひ、お手にとって
ください。
<おもな内容>
首相官邸前抗議行動/さようなら原発17万人集会/国会大包囲/首相へ直接要
求・勧告行動/大飯原発を停止せよ!/全国へ、世界へ路上からの革命のうねり
二重のアセンブリ       柄谷行人
関電のウソ          広瀬隆
アクションの先にあるもの   <鼎談>雨宮処凛/鎌田慧/ミサオ・レッドウルフ
福島の人達のいま       畠山理仁
市民主義の成立(再録)    久野収
この増刊号は書店のみの発売になります。定期購読には含まれませんので、定期
読者の方はぜひ書店でお求め下さい。
*「ブックサービス」に電話(0120-29-9625)かWEBサイト
(http://www.bookservice.jp/)から注文できます。
*音訳版もあります。
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 【5】イベントのご案内
★「東アジアに平和の海をつくる」vol.1
竹島/独島問題を手がかりに
パネリスト:木村三浩/康熙奉/朴炳渉
日時:1月12日(土)14時~17時
場所:東京千代田区・スペースたんぽぽ
  (水道橋駅5分/三崎町2-6-2・4階)
参加費:500円
問合せ:042-637-8872
主催:平和力フォーラム
協賛:『週刊金曜日』
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*俺の注目記事工事中 すっかり積読

本多勝一 貧困なる精神からのひとこと2

週刊金曜日編集部ツイッターより

【タブー】タブーとは、このように権力による暴力によって支えられている末端個人への具体的圧力の側面にほかならない。(略)中国その他のように、反対のプロレタリアによる権力でも、タブーとしては同じことが生ずる。『貧困なる精神第1集』

【映画評論家】”シロウト”諸君。映画評論家の批評など、決して信用してはなるまい。かれらの多く(「すべて」とはいわぬ)は、映画界のさまざまな利権やしがらみの中で、純粋な発言もできなくなった気の毒な種族なのである。『貧困なる精神第12集』

【新聞記者の言語】新聞記者の場合、言語としての日本語は「研究対象」ではなくて「現場の道具」であります。したがってその言語としての性格や構造を知ろうとするとき、問題の中心は「こうなっている」という認識よりも、「それをどう応用できるか」という運用の効果にある。『貧困なる精神第12集』

【ヒグマ】「穴もたず」とよばれるヒグマがある。たいていのヒグマは秋の間にタラフク食って、暖かい穴の中に冬ごもりをするが、タラフク食えなかった不満なやつは、冬にはいってもブラブラしている。雪はふりはじめるし、木の実はなくなるし……『きたぐにの動物たち』

【今西錦司】今西という学者は、自分の学問の後継者を実にうまく育てます。古い言い方をすれば、有能な弟子が多い。が、その育て方は、いわゆる「育てる」ような方法をとりません。つまりハッパはかけない。彼の学問なり人柄なりを追ってついてくる者だけを指導します。『貧困なる精神第0集』

【名刺】肩書と氏名を大書しただけのカンバンみたいな名刺を作る奴らの、本当の心は何か。それは実に簡単だ。威張りたいだけ。「どうだ、エレエだろう、ざまあみろ」という言葉を印刷したようなものと思えばよい。『貧困なる精神第0集』

【高級官僚の名詞】一番腹の立つのは、いわゆる高級官僚に類する人々の名刺だ。たとえば「在サイゴン特命全権大使 高橋賀博」という巨大な活字の名刺。肩書と氏名のふたつだけ。こういうことなら、最初から名刺など作らなければよいのだ。これくらいは会う前からわかっている。『貧困なる精神第0集』

【車内販売】東海道新幹線に乗る。車内販売の娘が手押し車とともにやってくる。(略)何とうるさいことか。(略)少なくとも、来るたびに大声で宣伝する必要があるだろうか。見ればわかる。騒音で充満する世の中だ。せめて旅行くらい静かにさせてくれよ。黙って通れ。『貧困なる精神第0集』

【ジャーナリズムの堕落】ジャーナリズムの堕落や退廃は、事実の無視あるいは意図的歪曲からまず始まる。戦争中の「大本営発表」新聞時代を考えるまでもなく、こんなことは今さら強調するもおろかであろう。事実がわからなくて、どうして正確な判断が下せようか。『貧困なる精神第12集』

【高級酒】ケチな精神で、他人に酒をすすめるぐらいなら、高級酒など最初からかくしておけばいいのだ。自分だけで飲めばいい。仰々しく酒棚に飾っておくな。でなければ、出す以上は、安酒と全く同様、あびるほど浪費せよ。「これは今夜全部カラにしないと困る」と言え。『貧困なる精神第0集』

本多勝一の著作から1

週刊金曜日ツイッターで始まった。
ーーー
ときには身辺雑記的随筆もあるでしょうが、多くは悪口雑言罵詈讒謗
にるいするものになるかと存じます。しかしながら、いかに悪口雑言であれ、事実関係に
ついては厳密であるべく最善をつくし、あやまちがあれば(当然ながら)いつでも訂正し
てゆくでしょう。『貧困なる精神A集』
--
俺もGWに貧困なる精神を読み進め、ブログで紹介しよう。本多さんも老害も甚だしいイシハラの相手なんかせずに、貧困なる精神を分野別に整理、著作集の続巻として金曜日から本出せばどうでしょうか。

週刊金曜日2012.2.10号 検証杉並3歳女児虐待死

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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■特集 震災と子ども

●検証 杉並3歳女児虐待死
 里親支援制度の闇 ─悲劇は防げるのか─小宮 純一
東京都が養育を委託していた三歳女児が、委託から一年もたたずに
里親の自宅で無残な形で死亡した。事件を検証すると、
税金を使った養育の?丸投げ?とも言える制度の不備が浮かび上
がる。
震災後、里親を希望する人が増えているが、
都や国が示した防止策で悲劇は防げるのか。

●震災遺児1567人
 「ひとりではない」と思えるように 木附 千晶
東日本大震災で親を亡くした子ども(18歳未満)は1567人。その
うち両親ともに失った子は240人にのぼる。ほぼ全員が親族の元で
暮らすというが、どんな支援が必要なのか、厚生労働省が進めて
きた里親制度は活用されているのか。

●漂流する福島の教育現場
 原発に「学校」を奪われて 平舘 英明
福島県の公立学校では、一万四六七四人(昨年一二月現在)が転
校を余儀なくされ、公立の五〇校(今年一月現在)は仮設や他校
を使用して授業を行なっている(福島県教育委員会調べ)。教育
環境の悪化や学校存続も危ぶまれ、復興に暗雲が立ち込めている。
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 【2】編集長コラム
 昔、松本清張原作の『鬼畜』という映画を子どもの頃に観て、
鬼継母(ほとんど死語か)役の岩下志麻に心底震え上がった。
 私の母はむかーし、岩下志麻に似ていると言われたことがよい
思い出らしく、岩下主演の『極道の妻たち』も贔屓にして観ていた。
 だから『鬼畜』を一緒に観に行く羽目になったのかといま思いいたった。
 実際、「鬼畜」だったかといえば、ホラー映画を観るために銀座の映画館に付き合わせたことぐらいが、私への "暴力" ?という、虐待とはほど遠い暢気な親である。
 だが、今や「鬼畜」を超えるような事件が日常的に報道されており、腹立たしい。
 実際、表を歩いている子どもはまだましで、家に閉じこめられっぱなしで放棄されている子どもはどれほどいるのだろう。 幼い子どもは、親や大人を無条件に信じるから文句を言うことすら知らない。
 医者が患者を、弁護士が依頼人を騙さないという職業上の信任関係があるが、親子の日常的な関係はすべてそれ以上のはずだ。「大人」は子どもを裏切ってはいけない。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
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 【3】次号(882号)予告
883号のタイトル
次号予定
■特集 暴力団対策を突破口に
 暴走する警察
・おとり捜査に司法取引、米国型捜査手法の導入を目論む警察庁
・OB天下り
・戸籍流出問題

●ユーロ危機 金子勝インタビュー

●カーボンナノチューブの危険性を無視した信州大学

●対談 あさま山荘事件から40年 

最新号目次はこちら↓ 
ホームページ上で一部全文公開しています。
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 【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。

★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
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 【5】イベントのご案内
<討論会>国民投票をどう考える
日時:2月19日(日)13時半
場所:東京・文京区民センター
  (地下鉄春日駅・後楽園駅すぐ)
報告:村岡到/河内謙策
参加費:700円
主催:小選挙区制度廃止をめざす連絡会
問合せ:03-5840-8525
『週刊金曜日』協賛
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俺の注目記事
P9 風速計 布団に息が凍結した子ども時代 本多勝一(80才になっても南アルプスを踏破される体力に脱帽)
P20震災と子ども 両親ともに失った240人(岩手93,宮城126,福島21)
p26少数民族カチンの葛藤 冨田きよむ
p39庶民価格のネギトロには油がどっさり入っていますよ
p46安全か自由か原発事故とその思想的効果 廣瀬純の生の最小回路
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仙台空港に行き、雑誌スペースに週金を複数の場所で発見、営業担当?地元読者会?に拍手(交通機関構内で見たの初めて)

週刊金曜日2012.2.3号ー遺伝子組み換え食品最新情報

<<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>   2012.2.3
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】近刊のご案内
 【5】イベントのご案内
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 【1】注目の記事
■放射能だけじゃない食卓の危機
 GM遺伝子組み換え食品最新情報

●ついに生食パパイヤが登場!
 食卓を襲うさらなるリスク 天笠 啓祐
日本は世界有数のGM食品輸入国。
TPPの議論では、日本が独自に設ける
GMの表示がターゲットにされるのは必至です。
GM食品によってどんな影響が出ているのか、日本と世界の現状を。

●DNAとは何か?
「GMって何?」という人のために
 知っておきたいGM 遺伝子組み換えの基礎知識 金川 貴博
遺伝子組み換え食品には、遺伝子組み換え技術が用いられています。
遺伝子とは何か、組み換えとはどんな技術か、その基礎知識を解説。

◆遺伝子とは何か?
●遺伝子組み換え技術とは
 遺伝子組み換え技術の論議
●遺伝子組み換え食品
 危機は食卓だけじゃないのだ!
 環境を襲うGMナタネの自生 河田 昌東
日本に輸入されたGM作物が、いつの間にか自生してしまう。
地味だけど、GMの危険性を考えるとき、
決して見逃すことのできないテーマです。
●米国の腐敗がGM作物を生んだ
 「世界で最も悪質な企業」モンサントの正体 成澤 宗男
世界のGM作物の九割を支配する米超巨大企業が、
なぜ危険性を指摘されながらその「商品」で儲けられるのか。
その背後には、先進国に例のない米国の官・業癒着体質がある。
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 【2】編集長コラム
 震災直後、さまざまな対策本部で議事録が作成されていなかったことが発覚し問題になっている。
 今さら取り返しがつかない話だ。
 議事録をとらなかった理由について政府はつまびらかにしていないが、
この話は以前政府に出向していた官僚から聞いたことがあった。
 この一件を文字にしていた気になっていたが、書いていなかったとは私もうかつだ。
 災害直後の混沌はあったのだろうが、昨夏に取材した某官僚によれば、議事録の不在の最大の原因は、「政治主導」だと言っていた。
 重要な会議には官僚を参加させず、口ははさませないようにしていたからだと言う。
 「政治主導」の是非はともかく、公文書として記録が残らないことに私も強い危機感を抱いた。
 某氏はこれはマズイと密かに手帳に記録をとり続けたという。
 どうにかメモを公開させようと交渉もしたが、クビ覚悟の話になるため叶わなかった。
 今民主党政権にはほかにやるべきことがありそれを優先してほしいが、法と国家をどこまで考えているのか、また疑問を抱いた。 (平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら↓
 http://www.kinyobi.co.jp/henshucho/
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 【3】次号(882号)予告
■特集 震災孤児と里親支援制度を考える
・検証 杉並3歳児殺害事件
・親をなくしたこどもたち
・原発に奪われた学び舎
■第2特集 
 ビルマ政府は軍服を脱いだのか
 宇田有三、冨田きよむ
●好評連載 
 数字で見抜く 理不尽ニッポン 武田知弘 
 飲水思源 佐高信
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 http://www.kinyobi.co.jp/backnum/backnum_index.php
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 【4】近刊のご案内
★尾木ママと考える
大震災後を生きる希望のヒント
尾木ママが報道や教育のあるべき姿を語る。
2011年の大震災・福島原発事故を経験した日本、いま、私たちは何を学ぶべきなのか、
どうすべきなのか。おネエ系人気の秘密、報道のあり方、子ども・若者の変化、
教育のあるべき姿、おとなに求められることなど、
石坂さんがリードしながら、尾木先生が超辛口批判&提言。
テレビでは見られない尾木先生の踏み込んだコメントに注目!

★残 夢
 大逆事件を生き抜いた坂本清馬の生涯
100年前、明治末期の「大逆事件」で幸徳秋水ら12人が刑場の露と消えた。
事件をでっちあげて特定の政治勢力に弾圧を加え、
時代の風潮を変える検察の“国策捜査”はここに始まり、いま現在も続いている。
ことは検察だけではない。大逆事件はいまも多くのことを教えてくれる。
死一等を減ぜられて生き延び、戦後に再審請求を闘った坂本清馬の生涯は
いまの暗い時代にこそ強い輝きを放つ。

★世界が決壊するまえに言葉を紡ぐ
秋葉原事件から3・11以後へ──中島岳志
私は「言論ゲーム」「批評ゲーム」に飽き飽きしている。
何か大きな出来事があると、既製の枠組みを使って気の利いたことを発信し、
あっという間に忘却していく。
興奮気味に過剰な解釈を加えながら、時間がたつとまた次のネタに過剰反応し、
結局多弁という失語状態が永続する。
あとには何も残らない。
その残像の中で大切な問いは破棄されていく。試されたのは瞬発力のみ。
それが果たして言論なのだろうか。言葉なのだろうか。
本書は私が言葉をぶつけ合いたい人たちと行なった対談の記録である。
みんな言葉を持っている。そこには言葉がある。届く言葉がある。

★新・買ってはいけない8
原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の
見方と避け方」まで指南します。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2177
★貧困なる精神24集
 「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人
日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。
http://www.kinyobi.co.jp/publish/publish_detail.php?no=2178
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俺の注目記事
P14GM遺伝子組み換え食品最新情報 GMの表示義務なし しょうゆ、・・砂糖
P33ホームレスの正餐 木村聡
P40貧困なる精神 柴田鉄治に聞く原子力報道の失敗の連続2 本多勝一
P43貫かれている「外し」のセンス佐々木敦 現代思想の20年 
P52飲水思源 佐高信 鈴木東民への傾倒
P56金持ち優遇で自殺率世界一! 武田知弘 先進国で最低の生活保護費
P62本当の饅頭ではなかった 加藤啓
P66金曜日から 次の(貧困なる精神)25集は、私の80才記念の意味も含めて、”大著”とすべく検討中です。ー本多勝一

週刊金曜日2011.09.16号オウム村井氏殺人犯-徐裕行氏のインタビュー

110916_863.jpg <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >> 2011.09.16
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】催し物のお知らせ
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 【1】注目の記事
特集 復興とカネ

■東大・教授 児玉龍彦氏が問う
 原子力村に焼け太りさせない福島の除染作業を
 横田 一

国会で政府の怠慢を批判し、大きな共感を呼んだ児玉教授。
放射線測定や除染のために福島へ通う教授に同行し、
原発事故からの復興に向けた、熱い想いを聞いた。

■問題だらけの「20ミリシーベルト」
 本誌編集部

■経済ジャーナリスト 荻原博子さんに聞く
 “低温”霞ヶ関の機能を被災地に移転しろ

遅々として進まない被災地の復興。新首相になってそのスピードは増すのか。
それとも政党間の駆け引きの前に停滞を繰り返すのか。
「新しい日本の方向性を打ち出す復興を」と言う
経済ジャーナリスト・荻原博子さんと、復興の財源として
「国債整理基金」の活用を提唱する川内博史・民主党衆議院議員に聞いた。

◆民主党・衆議院議員 川内博史氏に聞く
 国債整理基金の剰余金一〇兆円で復興増税は不要だ

■疑問だらけの復興策
 二重ローン問題に見た逃げ腰の財務省と銀行
 古川 琢也

東日本大震災から半年が経ち、被災者が抱える二重ローンの
返済猶予期間が終わろうとしている。救済策が不発に終わる
懸念も持たれる中、財界が望んでいた規制緩和だけは着々と進む。

◆忘れっぽい私たちへ
 被災者を支援しつづけることの大切さ

■「トモダチ」の振りしてPPPが襲う
 復興利権を狙う米国
 高橋 清隆

「トモダチ作戦」の背後で、米国側による復興支援名目の
さまざまな動きが進行している。来年の大統領選挙へ向けて、
すでにわが国での“営業活動”を本格化させているようだ。
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 【2】編集長コラム

編集長後記
 今週号には、徐裕行氏のインタビューを掲載している。彼はかつての村井秀夫・
オウム真理教(当時)幹部を東京・青山の総本部前で刺殺した人物だ。
この刺殺事件は動機と背景をめぐってさまざまな憶測を呼んだ。
 そもそもオウムには謎が多い。村井氏の死により結果としてオウム関連事件の
被害者遺族が望んでいる教団の真相解明にブラックボックスができてしまった。
 その徐氏は意外にも出所して以来、メディアに口を開くのは初めてだった。本人は
どう思われようが構わないという様子。だが投げやりではなく紳士的であり、言葉も
丁寧に選んで喋る。ただ刺殺に対する悔恨のそぶりもない。そのことに驚いた。
 テロリスト──という言葉が頭に浮かぶ。当時のオウムに対する世間の怒りや
憎しみ。それを背中に受けた義憤だけで牛刀を握れるのか。彼が墓場まで持って
いこうとしているものは間違いなく存在する。だがそれは墓場まで行くだろう。
 徐氏はロバート・B・パーカーの探偵スペンサーシリーズがもっとも好きな本だという。
(平井康嗣)
(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
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新・買ってはいけない8原発事故が引き起こした食品の放射能汚染 私たちのライフスタイルが問われています。
今回は個々の商品の検証はもちろん、要望の高い「買ってもいい商品」と「食品添加物の見方と避け方」まで指南します。

貧困なる精神24集  「英語」という“差別”  「原発」という“犯罪”  
 米国に心も命も収奪された日本人

日本が「英語」によって支配されている「隠れた差別問題」を指弾した「英語」帝国主義と、
原発という「想定されていた人災」を追及する論考・対談を2本柱に構成。
原発の問題は、今年(2011年)3月11日に発生した大震災以降、本誌で連載したものを所収。
また、本誌の編集委員でもあった筑紫哲也氏を追悼するために、筑紫氏も出席した
佐高信編集委員・椎名誠編集委員(当時)の両氏もまじえた対談を再録。
さらには、本多氏が子どものころに描いたマンガ原稿も公開しているが、そこには
「今ヤ日本ハアメリカニ降伏セリ」「以上デコレモ終ワリデスガ」という文字も・・・・・・。
刺激的で機知に富んだ評論・批評集。

週刊金曜日2011.7.15号原発と電力のウソ、「原発の電気は安いは本当か、東電が隠す真夏の電力

110715_855.jpg <<『 週 刊 金 曜 日 』 メ ー ル ニ ュ ー ス >>   2011.07.15
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          広瀬隆が、魂を込めて語った講演録。    
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 【1】注目の記事
 【2】編集長コラム
 【3】今週号目次と次号予告
 【4】催し物のお知らせ

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 【1】注目の記事

原発と電力のウソ

■「原発の電気は安い」は本当か
 熊本 一規

 これだけの大惨事を前にして発想を疑うのだが、“原発推進派” が巻き返しに
躍起になっている。いわく、戦後復興は原発の安い電気のおかげ、原発を再稼働
させないと大停電が起きる……。
大新聞やテレビが報じない原発と電力のウソを特集する。


■足りる? 足りない?
 東電が隠す夏の電力
 西尾 漠

 福島第一原子力発電所の事故収束がままならないなか、東京電力は夏の
電力需給逼迫に鑑み、管内の需要者に対して15%の節電を呼びかけている。
原発が動かないから電力が足りないのか。
東電がひた隠しにする夏の電力を検証する。


●全ての原発が停止しても電力は大丈夫!


■東電社内で消された危険信号
 23年前から予想されていた大津波
 添田 孝史

 東日本大震災と同じような大津波が、約1100年前にも仙台平野を襲っていた
証拠が見つかったのは1988年のことだ。約1000年ごとに3回襲来した痕跡が
地層に残されており、当時から「次」がいつでもおかしくない状況だった。
東京電力は津波の危険性を何度も警告されていたが、黙殺し続けた。
震災後、東電の首脳が「想定外だ、免責だ」と言うのを聞くたびに、この組織が
深く病んでいるのを感じる。


■国際原子力マフィアIAEAの正体
 チェルノブイリのデータはなぜ改竄されるのか
 成澤 宗男

 この国際機関に対し、以前から世界の環境団体のみならず、医師や科学者からも
多くの批判が出ているのはなぜか。
その役割が、核についての真実を隠蔽することにあるからだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 【2】編集長コラム

編集長後記

 今週号では原発の料金の話や電力供給量の話をあらためて記事にしました。
ただ、だから原発はいらないということを主張する企画でもありません。

 おやっと思うかもしれませんがこの点重要です。高い・足りないということを
争点にすることは原子力による電力が安ければヨイ、供給量が不足していたら
原子力がやっぱりヒツヨウ、という間違った議論におちいるからです。

 原子力は、ウラン採掘から原発の運転まで、被曝労働を必要条件とする
差別の是認によって成立しています。ですから、これだけでまず賛成することは
できない代物です。
 
 さらに、管理を何世代もの人に負わせる放射性廃棄物を生み出す。
維持管理のコストを考えない作ったもの勝ちのハコモノ的構造があるわけです。
いや、ハコモノより悪質です。放射性廃棄物は放置しておけません。
この原発という永久金喰い装置を考えた政治家、電力、電機はなんとウマイ
もうけ口を考えたと自画自賛したことでしょう。いよいよその責任をとらせ
なければいけません。

(平井康嗣)


(過去の編集長後記はホームページでどうぞ)
[編集長後記]はこちら
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 【3】今週号目次と次号予告
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 【4】催し物のお知らせ

★<斎藤貴男 講演討論集会>
3・11以後--
私たちはいかに生きるのか

日時:7月17日(日)14時~17時(開場13:45)
場所:東京北区・赤羽会館4F大ホール 
(JR赤羽駅東口5分、赤羽南1・13・1)
参加費:700円
問合せ:03-5377-5885(主催者)
主催:第9条の会・オーバー東京
協賛:『週刊金曜日』

★<緊急シンポジウム>
原発とマスメディア

出演:鎌田慧/香山リカ/金平茂紀/河合弘之
   鈴木邦男/森達也/綿井健陽

日時:7月19日(火)18時45分~21時(開場18:20)
場所:東京・四谷区民ホール(メトロ新宿御苑前駅3分)
参加費:1000円
問合せ:03-3225-1413(創出版)
主催:月刊『創』編集部
協賛:『週刊金曜日』


日本にも本格的な環境保護政党を、緑の党

日本では中村敦夫さんのみどりの会議を思い出すが支持拡大に至らなかった。環境保護団体ではグリーンピースが有名だが、警察、マスコミのイメージ戦略が功を奏し過激派扱いで・・支持も伸びていないと考える。
しかし環境保護(エコロジー)は左翼や市民団体だけの専管事項ではなく福島原発震災、地球温暖化問題もありいまや国民的、世界的課題だ。日本にも反、脱原発を最低課題としたみどりの連帯活動を希望したい。まずは反脱原発、エコロジーのワンテーマで地方のエコロジー政党、市民団体が連帯すればいいではないか。ドイツでも緑の党が躍進していると聞く。グリーンピースの直接行動主義を直輸入しては過激派扱いされるので、夏場の打ち水、上野公園で鉢を買ってきて朝顔植えなど和風にソフトに始めよう。ただGWにベルリン行ったが、駅構内や街灯は日本より暗く、改札口はなく自分で切符を車内や構内で印字してチェック、銀行ATMもビルの壁に直接あり(セキュリティは?)、スーパーの袋も有料だし、飛行機から風力発電(近所の羽音が??)も見えたし日本よりずっとエコだ。また参議院の選挙制度を改正し先進的な小政党が金をかけずに立候補できるよう制度改革することを望む。衆議院の小選挙区制度も即刻改善してほしい。選挙もドイツに習ったら(ドイツ連邦議会は小選挙区比例代表併用制を採用している。これは日本の「小選挙区比例代表並立制」とは異なるもので、比例代表制を主に、小選挙区制の要素を加えた制度である)。政党のためではなく、1票の格差を是正し少数意見の尊重など、民意を反映した制度改革を実行してほしい。
みどりの会議の政治宣言・要約
経済成長のみを社会目標として過剰な競争を続けてきた世界は、今二つの重大な危機を迎えました。
一つは、国と国、人と人の間に極端な貧富の格差を生みだし、追い詰められた人や集団が、犯罪に走ったり、テロを仕掛けるようになったことです。勝ち組も負け組も、大量破壊兵器を使うようになれば、世界的に平和的日常生活は無くなります。
また、経済成長のための加速度的な生産拡大は、資源の枯渇と生命環境の危機をもたらしました。地球温暖化が止まらず、水、土、空気の汚染がこれ以上進めば、食糧危機を招き、百年後に人類の存続は困難になります。
私たち人間は、生態系の一部にすぎないという事実認識に立って、農林水産業を復権させ、低成長に見合った構造改革を進め、自然と共生できるゆったりとした社会を再生せねばなりません。その現実的な政策を実行する主体は、巨大な官僚機構ではなく、自治体住民です。
住民参加による行政によって、官僚の腐敗を正しながら、健全で健康的な地域づくりを進めるべきであると考えています。

ドイツ緑の党、初の州首相 福島原発事故後、支持を拡大(2011年5月12日23時35分朝日より引用)

ドイツ南西部バーデン・ビュルテンベルク州で12日、緑の党と社会民主党(SPD)の連立政権が成立し、緑の党のウィンフリート・クレッチュマン氏(62)が州首相に就任した。同党からの州首相選出は1980年の党創設以来初めて。
 福島第一原発事故を受け、原発政策が最大のテーマとなった3月の州議会選挙で、緑の党は得票を前回選挙から倍増させ、第2党へ躍進。第3党のSPDと連立を組んだ。
同州ではこれまで半世紀以上にわたり、メルケル首相の政権与党・キリスト教民主同盟が政権を担ってきた。
 両党は連立合意文書で「バーデン・ビュルテンベルクを今後のエネルギー供給のモデル州にする」として、州内の古い原発2基の廃炉や2020年までの再生可能エネルギー中心の電力供給をうたった。また、「州民は新しい政治と新しい政治スタイルを選んだ」として、住民投票の積極的な導入などを盛り込んだ。
 公共放送ZDFの全国世論調査(6日)では、緑の党の州首相誕生に56%が賛成し、63%が新政権に期待していると答えた。(ベルリン=松井健)

緑の党(以下kotobankより)
旧西ドイツの環境保護運動を中核として反原発運動や女性解放運動などを取り込んだ「新しい社会運動」を結集して、1983年にはドイツ連邦議会選挙で27議席を獲得、一躍西欧の一大政治勢力となった。「68年世代」の支持を受けて、西欧各国で同様の運動が活発化し、89年の欧州議会では10%の得票率を獲得するに至り、「虹」グループを形成した。フランスでは97年6月に環境派代表ボワネが社会党政府に環境相として入閣を果たした。98年に成立したドイツ社会民主党との連立内閣では環境派のフィッシャーが外相として入閣した。緑の党が既成政党に比肩する政党として定着した理由は、既成政党間の伝統的対立(宗教、労使)が弱まり、自然保護、反原発、女性の権利などの新しい争点の定着に成功したからである。しかし、政権に接近するにつれて、現実主義路線が主流になってきている。2004年2月、欧州の緑の党が集結して「欧州緑の党」を結成している。

みどりの会議の後進が「みどりの未来」、これってよさげ。中沢新一さんにも注目。
メールマガジン 「緑の党をつくろう!」 

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ゴールデンウィーク中に行われる反原発デモ・集会情報

ゴールデンウィーク中に行われる反原発デモ・集会情報投稿者 梵天 日時 2011 年 4 月 28 日 09:10:29
最近、反原発デモや集会についての要望が多いようなので・・・それらの情報をまとめたものを紹介します。
 反原発以外のイデオロギー色が薄いものを選択したつもりですが、イデオロギー色を気にする人は事前に主催者側のカラーを調べて参加されるようにお願い致します。
========================================================

4月29日(金)
【高知】原発のない日本へ

主催関連情報
 http://amanogawa314.jugem.jp/? 時間:11:00
 場所:高知城下公園
 発起人:中土佐町 宮崎朝子
 http://amanogawa314.jugem.jp/?eid=20

4月30日(土)

【東京】脱原発デモ@渋谷

 http://nonukesshibuya.blogspot.com/ 時間:13:30
 場所:代々木公園ケヤキ並木南側
 (渋谷から公園通りを上りきってNHKとマッスルシアターの間の広いエリア)
 主催:4.30 脱原発デモ@渋谷・原宿を実行するTwitter有志一同
 http://nonukesshibuya.blogspot.com/


【福岡】ママは原発いりません

 http://bund.jp/modules/piCal/?smode=Monthly&action=View&event_id=0000005932&caldate=2011-4-25 時間:14:00
 場所:警固公園
 主催:「ママは原発いりません」福岡パレード実行委員会
 http://stopgenpatsu.blog60.fc2.com/
※お願い:
大人も子どもも、緑のものを身につけてください
簡単な楽器などもあるとなおよし


5月1日(日)
【仙台】原子力発電に反対する集会とデモ

 http://newsoul.blog25.fc2.com/blog-entry-453.html 時間:14:00
 場所:肴町公園
 (仙台市青葉区国分町、一番町アーケード ロイヤルホストを西に入る)
 主催:仙台プレカリアート労働組合(準備会)
 http://tokiminori.under.jp/wp/
【仙台】生きさせろ!5・1団結集会‐被災地初!怒りのメーデー

 http://20110311.blog.shinobi.jp/Entry/3/ 時間:14:00
 場所:勾当台公園・市民の広場
 主催:メーデー実行委員会
 http://20110311.blog.shinobi.jp/Entry/3/


【群馬】原発なくてもエエジャナイカ大行進

 原発なくてもエエジャナイカ大行進
 時間:12:00
 場所: 高崎駅西口集合(小雨決行)
 主催:群馬エエジャナイカ実行委員会
 http://eejan.sblo.jp/

【東京】5・1反失業・反原発メ一デ一

 http://gorohachi.blogspot.com/2011/04/blog-post_21.html 時間:13:00
 場所:芝公園23号地
 主催:「5・1反失業・反原発メ一デー」実行委貝会
 http://www.k-center.org/blog/

  【広島】反失業・反原発 広島メーデー

 http://union-hi.blogspot.com/2011/04/blog-post_18.html
 時間:11:00
 場所:アリスガーデン
 (パルコ前 西新天地公共広場)
 主催:反失業・反原発 広島メーデー 2011 実行委員会
 http://union-hi.blogspot.com/2011/04/blog-post_18.html

  5月3日(火)

 【新潟】すべての原発を止めろ!5・3アクション

 http://d.hatena.ne.jp/tea_67/20110402/p7 時間:クロスパル新潟
 場所:17:00
 主催:「ヤール~の会」「ナインにいがた」「とめよう戦争への道!百万人署名運動」
 http://d.hatena.ne.jp/tea_67/20110402/p7

  5月7日(土)

 【東京】高円寺デモ

 http://410nonuke.tumblr.com/post/4654263550/5-7-6-11 詳細未定
 http://410nonuke.tumblr.com/

【神戸】原発あかんデモ+震災被災者支援募金

 http://0507nonukekobe.tumblr.com/ 時間:14:00
 場所:東遊園地
 主催:THINK FUKUSHIMA +WALK IN KOBE実行委員会
 http://0507nonukekobe.tumblr.com/

5月8日(日)
 【名古屋】脱原発母の日全国一斉パレード
 http://www.geocities.jp/mama_huan/ 時間:12:00
 場所:名古屋市矢場町「ミニスポーツ広場」
 主催:原発に不安を感じるママの会
 http://www.geocities.jp/mama_huan/
ーー
これだけ反原発デモがあるけど、どこまで報道されるのかな、高円寺のデモはTVで見たけど・・。

伊藤千尋さん 地熱発電、東電とマスコミの癒着

3月に伊藤千尋さん(朝日記者)の講演会で聞いた。地熱発電所を作れば、原発はいらない。東富士演習所に地熱発電所を造って巨大な銭湯をつくればよい。現にアイスランドにはある(週刊金曜日2011.4.1号P13でも紹介されている)。本物の富士山を見ながら銭湯に入ろうと言ってられた(笑い)。原発メーカーも地熱発電所にシフトしましょう東芝さん。(アイスランドにばかり地熱売ってないでね、三菱さん「三菱重工、アイスランドから地熱発電所2基を受注,2006.6」)。調べたら両社とも実績あり、頼みまっせ。仙台の鳴子温泉に行ったとき、鬼首にもあったぞ。
伊藤千尋 地熱発電
・伊藤さんに講演会で聞きたかったこと、本勝さん新聞作りませんか?ハンギョレ新聞も調査されたじゃないですか。
タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために1
タブー無き第四権力、新しい日刊新聞のために2
政府や原子力保安院の発表を垂れ流し、東電と癒着してるマスコミ(震災当時会長がマスコミ連れて中国旅行していたとか)に追求できるわけないな。
東電とマスコミのズブズブ癒着問題 産経さんから正式ソース届く
1 :名無しさん@涙目です。(大阪府) :2011/03/30(水) 17:53:02.89 ID:IEhn6oaG0● BE:594172984-2BP(2250) (1 回発言)
■Q 事故当時、マスコミを引き連れて、中国へ訪問旅行に行っていたのか。旅費は東電持ちか。
避難所に職員を出しているといっているが、南相馬市には東電から電話もないと聞くが
勝俣会長「全額東電負担ではない。詳細はよく分からないが、たぶん、多めには出していると思う」
■Q マスコミと東電の癒着について
「マスコミ幹部というのとは若干違う。OBの研究会、勉強会の方々。誰といったかはプライベートの問題なので」
■Q どの社なのか
勝俣会長「責任者の方によく確認して対応を考えさせていただきたい。
2~3日中にどういうことになっているか照会したい」
私も参加していた「マスコミ接待リスト」記事の中国ツアー


伊藤さん流(コスタリカ流)に言えば、被災された方はもっと怒らないといけない、憲法25条にある「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を 有する」とあるが政府は保障していないじゃないか(怒)!!と。伊藤さんいわくコスタリカは街角の主婦でも憲法を古本で買って、役所に怒鳴り込むそうです。
伊藤さんの神戸の講演会(俺は大阪で聞いた)、コスタリカでなくてベネズエラの主婦だったよう。

小沢一郎へのアドバイス (作家・宮崎学氏)

小沢さんが強制起訴で新聞、TVのマスコミがまた騒ぎ出した。検察審査会が30代の素人!その「起訴相当」議決が9月14日の民主党代表選投票日に決定されていた。しかも審査会への告発人は下記にもあるように右翼団体。投票日直前には文春、新潮にスキャンダル記事と波状攻撃にあっていた。

その中で宮崎学氏のアドバイスにはうなづけることが多いな。
小沢一郎へのアドバイス (作家・宮崎学氏)より引用。
1 則定のようなヤメ検弁護士を首にして、権力と闘ってきた弁護士を雇え
2 検察審査会の議決書には間違いがあるので、早急に議決取り消しを求めろ
3 告発人、検察審査会申立人の氏名公表を求めろ
4 若者の雇用拡大、貧富の格差是正、司法教育の充実に向けて活動せよ
5 大手メディアの報道に対し、名誉毀損訴訟をどんどん起こそう
6 代表選のときのように、メディアに登場し、にこやかに主張を訴えよう

3.はどこか突っ込んでほしいな。
前に小沢 検察審査会 市民団体でもふれたがブログ情報では「世論を正す会」と「真実を求める会」の名を借りた
右翼、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長
「小沢一郎氏起訴相当」議決の裏には「小沢つぶしの謀略」が隠されている
小沢一郎に対する「強制起訴」の議決を行なった「検察審査会」の補助弁護士の名前とその正体城山タワー法律事務所所属の弁護士・吉田繁實がその補助弁護士らしい。

「検察不祥事」報道遅らせた!?朝日新聞
 もうひとつ腑に落ちないことがある。検察の信用を根底から覆した朝日新聞のスクープが出たのは9月21日だった。これがもっと早く出てい れば議決 に少なからぬ影響を与えただろう。
ーーー
突っ込み足りないが、朝日の小沢告発団体の記事。
小沢氏告発の団体とは 「保守」自認、政治的意図なし2010年10月8日8時57分朝日
小沢一郎・民主党元代表について「起訴すべきだ」との結論を出した検察審査会。東京地裁の脇の掲示板に4日に張り出された「議決の要旨」には、審査申立人の欄に「甲」とだけ書かれていた。小沢氏を東京地検特捜部に告発した市民団体だ。一体どんな人たちで構成され、何が狙いなのか。匿名を条件に、謎の団体の代表が口を開いた。
 その団体の名は「真実を求める会」という。
 

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貧困なる精神V集 「戸が閉まります、お気をつけ下さい」

貧困なる精神 V集 (22)
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新・貧困なる精神 -携帯電話と立ち小便- 疋田桂一郎という新聞記者がいた 左翼・右翼がわかる!―天皇制 西郷隆盛 三島由紀夫 日蓮 宮沢賢治 大本 オウム真理教 軍隊 初めての山へ六○年後に 新聞と新聞記者のいま
目次

13年ぶりにひいたカゼ
「報道」か「人命救助」か―ケビン=カーターの作品と報道写真のジレンマ
進化・深化する「鉄の五角形」情況
文化庁か「文化破壊庁」か
“マスコミとは寝ない”側の論理
「戸が閉まります、お気をつけ下さい」
殺人血液製剤への道
カルト集団と真の知識人
麻原が“居眠り”したオウム法廷
沖縄に続いて条例を〔ほか〕

13年ぶりにひいたカゼ/「報道」か「人名救助」か/文化庁か「文化破壊庁」か
殺人血液製剤への道/カルト集団と真の知識人/ジャーナリズムは死んだ
公共事業に勝った村と負けた村/報道加害天国・日本
私の受けた報道被害/加害報道をのさばらせるもの/権力のオイシイ味
「にもかかわらず」田中康夫に投票した
----
amazonへの画像のリンクの貼り方を知った。本多さん著作もドンドン紹介できるぞ。それにしても久しぶりのBLOG更新。放置するとコケならぬCMが生える。PCの地デジ録画対応に手間食っていやになった、地デジは容量食うしメリットがほんとに判らない、使いにくいなあ・・。
それにしてもこんなネットリンクで町の本屋から客が離れるのかな、便利だが。今夏津山に行ったが、中央の商店街の大きめの本屋がつぶれていた。地方の本屋が急減している気がする。

チベットの独立要求と差別問題

s-img495.jpg
朝日ジャーナル1989.4.7号 貧困なる精神52より引用。
いうまでもなく、大情況としてはもともとチベットが広大な面積を占める「大民族」の国であり、はっきりした民族文化と伝統・歴史を有すること、それを中国(というより漢民族)が支配していることであって、こうした関係であればチベット人が独立を求めたくなるのは一般論としても当然であろう。(略)しかしもっと具体的な背景としては、漢民族によるチベット人への差別問題が大きいのではなかろうか。(略)そのチベット人差別の実態を以下に紹介したいと思う。
 私自身はまだチベットへ行ったことはない。しかし登山家や探検家に友人が多いので、チベット体験を聞く機会は多々あった。とくに驚かされたのは、一昨年のヒマラヤ登山で同行中に聞いた根深誠氏(明大山岳OB)の話である。(略)
 こういう体験は、中国の観光ルートを歩いたり、中国との「友好登山隊」「合同探検隊」の一員として行っても得られないだろう。民衆と同じ眼の高さで、すべてを共にしてこそ探知できる種類の内実である。根深氏はパキスタン側からチベットにはいり、民衆と同じバスを乗り継いで横断したのであった。その後、根深氏はこれを旅行記として発表すべく執筆中だったが、(略)『風の瞑想ヒマラヤーチベット高原を行く』(立風書房)と題する旅行記のなかから、差別情況の具体例を以下に引用してみよう。

乗客たちの荷物を満載したラサ行きのバスのドアが開くと、兵藤さんと私はチベット人たちに混じって必死で車内に乗り込み、それぞれどうにか後部の座席を確保した。(略)あとから十数人の漢中国人たちが乗り込んでくると、突然、大声でわめき怒鳴り散らし、前席に座っていたチベット人たちを威嚇して立ちのかせた。そして自分たちの座席を確保してから、それらのチベット人たちを後席に押しやったのだ。なかには隣席に座ったチベット人たちを凄まじい見幕で怒鳴りつけ、荷物を置いてチベット人がそこに座れないようにする漢中国人もいた。漢中国人はチベット人を毛嫌いしている。
 のちにラサで会った日本人旅行者から聞いた話だが、それによると先にきて空席に座っていた四人のチベット人に対し、あとからきて座れなくなった多数の漢中国人たちが、それらのチベット人たちの頭髪をひっぱって、バスから引きずり降ろしたそうである。私の乗り合わせたバスではチベット人の方が人数が多かったせいか、そのような暴挙はなかったが、それでも漢中国人たちは目をギラギラ光らせ、目尻をつり上げ、あきらかに平常心を欠いているようだった。(略)
バスは三一時間余りを走り続けて、翌日の夕方六時にラサに着いた。私たち(漢中国人を除く)に与えられた用便を済ませるための機会は、その間わずか二回、初日の夕食時と二日目の昼食時にバスが停車したときだけである。
バスはときどき停車するけれど、それは漢中国人の用足しのためだった。そういうとき私たちが用便のために下車しようと後部からかきわけて出てゆくと、前席に座っていた漢中国人たちがすでに用便を済ませてバスに乗り込んでくる。そして私たちを例によってどやしつけ、後部に追い返してそのままバスを発車させてしまうのだ。
 兵藤さんは、一度、漢中国人たちが用足しをしている間に窓から降りて、ことを済ませた。私は膀胱が破裂しそうなほどの鈍痛を下腹部におぼえつつ、がまんした。(略)
 これはラサの鳥葬場でのことだったが、切り刻まれた死体をハゲワシの群が食べているところへ、トラックで乗りつけた二人の漢中国人がわり込んで入った。そして持ってきた餌をばらまいたのである。チベット文化を無視・侮辱するようなこうした行為には、さすがにがまんならなかったらしく、周囲にいたチベット人たちは憤慨し抗議した。鳥葬に対する野蛮な風習だという偏見が、漢中国人たちにそのような行動をさせたのではないかと私には思えた。(略)チベット人たちがいかに中国人を嫌いであるかということの歴史的事実を私は本で知っていたし、旅行中に会ったさまざまなチベット人たちの口から中国人が嫌いだということも実際聞いていた。
---(引用終わり)
チベット騒乱ニュースに関して1989年当時の貧困なる精神を掲載。現在中国当局の取材規制が厳しいだろうが、どれだけチベットのルポが載るか期待したい。
<以下アクセス日2008.3.26 AM0:50>
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080318c.html

http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080312.html
http://www.tchrd.org/press/2008/p001.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080314b.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080315.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080317b.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080317c.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080320b.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080324.html

戦後民主主義と労組に反戦を期待できるか

週刊金曜日667号(2007.8.24)貧困なる精神335より引用。
戦後民主主義と労組に反戦を期待できるか-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」12
・(本多)うん。マスコミといえば世論という、たとえば「改憲世論は本当に多数か」といった「世論調査」がよくありますがー
(原)問題だね、いまのは。
(本多)あれに俺は疑問をもっている。第一、物理的な意味でもわずか一〇〇〇人くらいの抽出でやるでしょう。しかも回答率があまり高くない。
(原)統計学的には一〇〇〇人でもいいそうだが、回答率が六〇%未満は信頼できない。特にいま世論調査と報道の問題点を問い直すべきだ。というのは世論調査の前に、そのテーマについて事実やデータをどれだけ報道しているのか。十分な判断、結論を出せる十分な材料を提供しないままで世論調査をやると、その多数結果に世論が乗っかることになりやすいでしょう。
(本多)だから俺は以前から「八百長」だと言っている。
(原)だから事実報道をしっかりした上で世論調査をやらないと、悪循環というか、十分にデータを与えられないまま判断していることの拡大再生産になってしまう。
(本多)要するに自分たちがつくったものを自分たちで調査している。
(原)そうそう。肝心なことは、だからやっぱり事実報道の重要性に戻るということですよ。
---(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

新聞テレビにも日米安保体制の枠がある

週刊金曜日664号(2007.7.27)貧困なる精神332より引用。
新聞テレビにも日米安保体制の枠がある-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」10
・(原)小泉という者を政治家としてどういうふうに認めるかの問題だ。きちんともう一回評価をやり直したほうがいい。ホントはね。
(本多)全くね。とりわけ新聞が奮起すべき秋のハズなれど・・

・(原)僕は小泉は政治家じゃなくて道楽屋だと思っている。改革は掲げたが、国家としてこうあるべきだというグランドデザインを、彼がどれだけ具体的に持っていたかといえば、そんなことまじめに考えていない。(略)いろいろなものを読んでみても、自分の関心、興味のあること以外は、まったく関心を示さないという・・・
(本多)「示さない」というより、無能だから「示せない」のですよ。
(原)プレスリーや郵政には反応を示した。郵政は大臣のときに思うようにいかなかったリベンジだと思う。あとは全部道楽でやったなという感じがしてしょうがない。彼の正体をマスコミは追求しなかったね。
(本多)何度でも強調するけど、マスメディアが堕落してしまった。

・(原)そう。基本的には日米安保体制がマスメディアでもできあがっている。だからその枠を破って批判し、日本政府に対しても完全に自由な立場から批判することができなかったんだと思う。
(本多)そういう状況だからこそ、検閲がなくても戦前と似たようなことになっていっちゃうわけですね。
(原)テレビは、NHKが米国のABCと提携し、TBSがCBS、テレ朝はCNNとか、そういう提携関係があって、映像をもらったりしている。新聞だって『ニューヨーク・タイムズ』と『朝日』、『ワシントン・ポスト』と『読売』が提携している。『日経』と『ウォールストリート・ジャーナル』も提携。そういう日米関係がマスメディア同士でもある。それが全体の日米安保体制の中で機能している。日米安保体制という枠から完全に出て、状況を批判する自由を持ち得ていない。『朝日』だって、早い段階からイラク戦争に批判的ではあるけれど、提携先の『ニューヨーク・タイムズ』の批判をどれだけ超えているか。
(本多)超えていないね。だいいち現場からのナマの記事がないのでは超えることが「できない」。
---(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

既成事実にすべてはとらわれない報道を

週刊金曜日662号(2007.7.13)貧困なる精神331より引用。
既成事実にすべてはとらわれない報道を-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」9
・(原)そう。たとえば満州事変を、「一九三一年九月一八日の夜一一時近くに支那軍が攻撃してきた」という軍部の発表があると、一斉にそれを書く。次の日は、もうそこからスタートする。その間に疑問を持った記者がいなかったとは言えないのに。
(本多)最初の発表が事実かどうかね。
(原)(略)軍の発表がスタートして、あとで疑問が起きてもその上に乗っかってレールを走ってしまう。一五年戦争の起点となった満州事変の最初の動きなんて、その典型だね。
(本多)そういう体質がいまもあまり変わっていないんだな。
(原)確かに新聞というのは難しい。だけど事実を間違えたことが分かったら、間違ったと書けばいい。
(本多)そう、その事実をまた書かないと。そこが非常に問題なんですよ。体制権力に対する監視という本来の役割にどうしても欠けるんだな。

・(本多)もうイラク派兵自体が憲法の粉砕でしょう。(原)違憲の派兵だということ。(本多)もちろんです。(略)
(原)一九六〇年安保のことを多少でも知っている人間にとっては、あのとき適用範囲の極東条項を、あれだけ時間をかけて大議論しているわけだね。その極東の範囲が、いつのまにかインド洋を越えて中東まで広がってしまったということ。これは本来もっと野党がしっかりしていれば、あるいは革新勢力が強ければ、安保条約の改定問題として国会で議論できたはずだね。政府に賛同するだけの自民党の責任も大きい。
(本多)当然ながら。しかしこれにはマスコミの責任が大きい。
(原)本来なら条約改定論議として扱うべきことを、日米軍事協力のガイドラインみたいなこととして軽く扱われてしまった。それに対して政党もマスコミも本格的にそれを問題にしなかった。その弱さだね。それと何とも理屈にならない無論理な小泉答弁・小泉解説でやられちゃった。
(本多)小泉のようなアホに牛耳られるもっとアホな政界やマスコミ・・・あれ、ホントにもうイライラしちゃった。日本の知的水準低下を小泉が反映しているのか・・・
(原)いくつか小泉語録があるけれども、大量破壊兵器が「ないとは言えない」ですんでしまったのは、論理学上のイロハから矛盾している。僕はその当時よく言ったんだ。雪男がヒマラヤにいるという説に対し、いないことを証明することなんかできないよね。(略)こんな小泉論理が通るなら、無実の容疑者にされたときに、捜査当局が有罪を証明するんじゃなくて、捕まった人が冤罪を証明しなければならなくなってしまう。こんなばかなことがまかり通る日本の国会のレベル、その知性の低さが恥ずかしい。
--(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

つぶされる芽なのか大きくなる芽なのか

週刊金曜日661号(2007.7.6)貧困なる精神330より引用。
つぶされる芽なのか大きくなる芽なのか-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」8
・(原)その関連でいえば、『北海道新聞』が沖縄密約確認のスクープの前に、警察の裏金摘発もやっていた。大キャンペーンをね。ジャーナリストは健在ですよ。昔は社も記者も、日ごろ世話になるサツ相手にこんな全面戦争なんてできなかった。
(略)
(原)東京の新聞はそっぽ向いて、『道新』独り孤立した状況でよくがんばったと思う。バックアップしてくれたのは警察幹部のOBたちの告白。昔のことを考えれば画期的だ。
(略)
(原)昔も今もとても難しい。〇三年に『高知新聞』『愛媛新聞』が取り組み、一二〇万部の『道新』で新聞社、編集局としてきちんとやったということが凄い。結末は警察権力によるリベンジで『道新』は〇六年一月、一種の詫び状記事を書いた。日本ジャーナリズム全体が警察にねじ伏せられて歴史的敗北に終わった形だが、一緒に闘おうとしなかった大手メディアの責任は重大だ。
(本多)日本の大新聞はいつもこうだ。連帯ができない。
(原)それから、政治圧力によるNHKの番組改変を追及した『朝日』の記事も、組織的な調査報道というところまでは言えないけれども、意欲的な仕事でしょう。
(略)
(原)関連して、あの「慰安婦」問題番組改変事件の人にも触れたい。僕も裁判を傍聴したが、永田浩三さんというチーフプロデューサーと、長井暁さんというディレクターの二人が相当な覚悟でなきゃ言えない証言を、きちんとしている。当然といえば当然の証言だけれど、普通のマスコミの人だったら、企業ににらまれるのを承知であそこまで証言できるのか。NHK経営陣のああいう空気の中で、相当な覚悟だと思う。
(略)
(原)そういう人も出ている。だから日本のジャーナリズムがちゃんとやっていけるような大事な芽は出ているんだ、全然芽がないわけじゃないんだと言いたい。
(本多)それはもちろんそうなんだけれど、そういう人がつぶされる過程での芽なのか、そこが問題。
(原)でも、結局結末は『朝日』の場合もNHKの場合も『道新』の場合も、人事処遇で処分じゃないけれども配転された。
(略)
(本多)結局は今のような新聞ではあまり希望を持てませんね。自衛隊のイラク派兵にしても、日米軍事体制の実態や憲法に鈍感だった新聞、既成事実に弱い体質。ジャーナリズムの定義というか、さっき言ったような体制権力の監視的な役割にしても、なぜ弱くなっていくのか。どうしてですか?
ーー(引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

NHK番組改編問題 永田、長井氏証言
http://www.jca.apc.org/mekiki/vol22_1.htm

http://www.hokokyo.org/

調査報道こそジャーナリズムだと確認

週刊金曜日660号(2007.6.29)貧困なる精神329より引用。
調査報道こそジャーナリズムだと確認-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」7

・(原)だから幹部が記者にその余裕を与えていないということでしょう。意欲が出るような職場環境をどう作るか、ではないか。いい記事を書くために、自由な論議ができる職場環境づくりが記者活動の第一歩だ、というのは僕の持論です。ジャーナリズムとしての意欲もない奴がメディアにのさばっているのは迷惑だね。
(本多)俺もそうじゃないかと思ったんだけれど、現役の中でも定年に近いある記者の話だと、それが案外そうじゃないって言うんですよ。若い記者連中はそもそもそういう関心を持たないんだって。上からの抑圧とかいうものでそうなっているんじゃないって言うんです。
(原)本人の気分かね。
(本多)もう何というか、上も下もそういうふうになっているって言うんだ。だから初めからそういう希望を持って入社した若者は、二~三年以内に辞めてしまう。辞める数が非常に多いって言うんですよ。入社した数の五分の一とか四分の一が、三~四年以内に辞めちゃうらしい。
(原)しかし、自ら退社していくっていうのは、何か意欲があるから辞めるんでしょう。
(本多)たぶん、そうでしょうね。
(原)辞めない場合は、そこそこ給料もらって適当にやっていれば、定年までのんきに過ごせる。そういう連中が多くなったかね。そんなのんきな時代じゃないと思うがね・・・。
(略)
(原)一般の会社だったらそれも理解できるけれど、『朝日』『毎日』『読売』をはじめ名だたるメディアの狭き門を入った連中も、そういうふうになるかね。
(本多)というふうに、その定年に近い記者が言うんですよ。だからああいう紙面なのかなと思えてしまう。
(原)それだと記者クラブへ行って、もらった材料を右から左に書き直して出せば「きょうの仕事は終わった」ってなっちゃう。それじゃ面白くないだろうに-。
---(引用終り)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

本多さんのいうことが事実なら朝日をはじめ大手新聞社は末期的だな。ジャーナリズムも崩壊の兆しか。薄ら寒い気さえしてくる。もっと元気を出してほしいもの。昨年から書いてまだやっていないが、最近の新聞記事でルポがでたら取り上げないとなあ。朝日ならつい最近の救急病院のルポ、救急存亡は読んだ。児童虐待のルポもかかさず読む。ルポはやはり記事の説得力が違う気がする。ウォッチドッグ、権力監視のルポがほしいな。自衛隊イージス艦あたごの漁船との衝突事故は時間を追う記事は出たが、今後ルポが出るか要注目だ。この間買った「ルポ現代の被差別部落」朝日文庫の著者は今の朝日の論説主幹の若宮啓文さんではないか。もっとルポ記事の掲載を頼みますよ!若宮さん。

金と人手、時間をかけた調査報道

週刊金曜日659号(2007.6.22)貧困なる精神328より引用。
金と人手、時間をかけた調査報道-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」6
・(本多)たとえば『朝日』の場合、この問題はちょっとあとでとりあげようと思っていたんだけれど、記者が現場に行かないことが明々白々ですね、記事を見ていると。(略)
(原)さっき言った「群れ的に生まれてきた若いグループの中に、『朝日』の記者もいるんです。彼(諸永裕司記者)は下山事件を追いかけて本(『葬られた夏ー追跡下山事件』朝日文庫)にしている。故・斎藤茂男さん(元共同通信記者)に教わったとその中で書いているけれど、彼の西山取材なんかも本紙に載らないんだな。「Be」という版があるでしょう、日曜版と土曜版。まあ硬い問題の読者を広げる意味はあると思うが-。

・(本多)いるんだけれど、何て言うかな、本紙の生の記事にあまり出てこないでしょう。「出てこない」のか「出されないのか」・・・。
(原)「現場へ行かない」というのは、やっぱり本多さんらしい指摘だなと思った。僕はそういう気のつき方をしなかったけれど、全体として解説が多くなってきて、現場のにおいが減ってきていることは感じるね。ネット時代対策もあるだろうが-。
(本多)減ったというより「無い」に近い。解説だってそんなに多くはないでしょう。
(原)やっぱり取材に十分に時間をかけて、人手も金もかけてやるという従来の調査報道とは違うのかね。背景解説も必要だが、もっと調査報道による権力悪摘発が欲しい。
(本多)そう、典型としては調査報道。でも対象によっては金をかけずに一人でやることもできますが。俺の例でいえば『中国の旅』とか『戦場の村』とか・・。
(原)発表モノと違って、自ら責任を取らされる調査報道にはやはり積極的に取り組みにくいということかね。
(本多)本当は逆だと思うんですよ。テレビやラジオにはどうせスピードで負けるに決まっているんですから、雑報ばかりの紙面じゃなしに、突っ込んだ記事とりわけルポとか解説記事とか、それが本当はいまこそ必要でしょう。それが前より減っちゃった。「ふざけるな、逆じゃないか」って怒りたくなる。
(原)それはやっぱりマスコミ全体としていうと、人手をあまりかけたくない。企業合理化のためだと思うな。それに発表ジャーナリズムのように責任をニュース源に転嫁できない。(略)
(原)記者の能力が落ちてきたということもよく言われるけれど、記者の本格的訓練をしないでおいて、記者の訓練が落ちたなんていうのは一方的な言い方じゃないかね。
(本多)そうそう。訓練というより「場」を与えれば、本番がそのまま訓練になって必ず伸びるんですよ。(略)
(原)そうすると記者の問題じゃないんだ。あとはお金をかけ、人手をかけ、時間をかけても、調査報道をたっぷりやらせるか、ということでしょう。
(本多)しかし記者個人の場合、ルポならいつでもできるはずですよ。げんにフリーの個人はビンボウでもやっている例がある。だから要するに「やる気」があるかということではないでしょうか。管理職にせよ現場記者にせよ。

ーー(引用終り)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

若い記者の企業横断的な動きに期待

週刊金曜日658号(2007.6.15)貧困なる精神327より引用。
若い記者の企業横断的な動きに期待-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」5

・(原)沖縄密約で有罪判決を受け名誉回復の裁判を起こした西山太吉記者の事件で、当時日米交渉の当事者だった吉野文六・元外務省アメリカ局長の「密約はあった」という話を取った『北海道新聞』の往住嘉文記者の話など、極めて自然体なんだね。(略)法廷で否定していた当事者がついに白状した。日本が支払った三億二〇〇〇万ドルがすべて積算根拠もない、つかみ金だったと暴露した。(同紙二〇〇六年二月八日朝刊)(略)しかし元はといえば、実は本多記者が最初にとり上げた。
(本多)そう。西山さんには、(事件後に記者を辞めてから)俺が初めてインタビューしたのね。つまり「若くない世代」としての俺が(笑)。
(原)『週刊金曜日』(二〇〇〇年一一月二四日号)(笑)だけどあのときは、ポツンとそこでやった。

・(原)そのあと琉球朝日放送の土江真樹子さんが「告発」と「メディアの敗北」のドキュメンタリー二本で、しつこく彼をテレビに乗せたんだけれど、それを引き継いだ形で西山裁判が始まってから、企業横断的に若い記者たちが西山問題を追及してきた。そういう動きを見ていて非常に感銘を受けた。いい動きだなと思ったんです。(略)

・(本多)ここでひとつ問題なのは、俺が西山さんに最初にインタビューしたときのマスコミの動きです。『週刊金曜日』に出たあと新聞もいくつかが追ったけれど、大きな動きにはならなかった。これはなぜですか。『週刊金曜日』という媒体の問題なのか、記者たちの認識の問題なのか。しかしともかく『北海道新聞』の往住記者ががんばってくれた。だけどこれはどの世代にもいる「ガンバリ個人」の問題であって、「今の若い世代」の問題に一般化できないのではないか。もしできるのであれば、今の新聞の社内現場の中枢にかれらがなって新聞も変わるハズでしょう。
--(以上引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。
日刊ベリタ:「沖縄返還密約『吉野文六証言』の衝撃と米軍再編」(2006年4月1日)

西山太吉さん関連記事(週刊金曜日)

天皇の戦争責任を問う意見広告は

週刊金曜日656号(2007.6.1)貧困なる精神326より引用。天皇の戦争責任を問う意見広告は--原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」4
・(原)そう、ドイツは時効なしでやっているわけだから、日本だって時効なしでやるべきだという議論は当然ある。そうすると、天皇を戦犯裁判にかけようという広告の問題は、現実離れしているような話だけれど、理屈からいえばまだ議論すべき余地があるということでもある。しかし、今もやっぱりできないのは、なぜだろう。昔は右翼を怖がって天皇や皇室問題は批判をしなかった・・・
(本多)実際ほとんどの理由がそれじゃないか。
(原)けれども、『朝日』が二〇〇一年八月一五日の社説で初めて、天皇は陸海軍の統帥であって戦争責任は免れない、というほかはあるまいと、戦争責任をはっきり認めたんだ。僕はそれに注目して、日本の一般新聞で社説にはっきり書いたのは初めてだと思ったので、一〇日ぐらいたってから、どういう反応があったかー投書とか右翼の抗議とか、右翼の街宣車が社の前に来て怒鳴ったとか、何かそういうことはなかったかと、『朝日』の二~三の方面に聞いたんです。広報にも聞いたし、現役記者にも聞いた。そうしたら何もないというんだね。ということは、右翼が何も抗議しないようなテーマだったということなんだ。つまり、昭和天皇の戦争責任など卒業しちゃっていたんだね。だから、僕はそのことのほうにニュース性を見出したくらいだ。
(本多)同感ですね。いやこれは記録しておくべきですよ。

・(原)企業内記者の存在意義で、二〇〇五年から今年にかけて、いまの若い記者の中に僕らができなかったようなことまで、きわめて自然体でやっている記者がでてきていることを非常に感じている。
--(引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

朝日 2001年8月15日社説?(各社社説かの真偽は検証しておらず不明なのであしからず)
http://natto.2ch.net/mass/kako/997/997823489.html2ちゃんねるより引用。
■歴史に対する責任とは――終戦記念日・2001年夏

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改憲に対する意見広告をどこまで認めるか

週刊金曜日655号(2007.5.25)貧困なる精神325より引用。

改憲に対する意見広告をどこまで認めるか-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」3
・(原)僕はあまり見ていないけれども、こういうのを「2ちゃんねる型世論形成」というんだそうだね。インターネットの巨大掲示板、2ちゃんねるで『朝日』こうこうでけしからんというとワーッと盛り上がっちゃって、それが世論を形成していく流れのきっかけになっていくみたいな。
・(原)それも、もう下火らしいが、そういう世論のつくられ方にジャーナリズムがフラフラ動かされている状況が、三三年前には考えられなかったし、危険な状況になっている。
・(原)また、拉致で盛り上がるナショナリズムの背景に、日本最大の右派組織で安倍イデオロギーの支柱となっている「日本会議」がいる点を『ニューヨーク・タイムズ』や『クリスチャン・サイエンス・モニター』が指摘、日本のメディアが自由に報じ得ていないと書いている。
・(本多)だから意見広告の自由、前の対談で「新聞は公器」という言葉を冷やかしたことがあるけれど、その点ますます私器になってきた。例えば「天皇を戦争裁判にかけよう」の広告はできないというご指摘がありましたが、これは結局は暴力的右翼が怖いからやらないと。極論すれば日本は暴力支配下にある。
・(原)広告の問題では、改憲広告の自由が、これから非常に大きな論争のテーマにならざるをえない。というのは国会の衆参両議院が、改憲を三分の二以上の賛成で発議するときに、その広報をやる機関、広報協議会というのを衆参両院の改憲派・護憲派の勢力に応じた人数でつくる。そうすると、広報はおのずから一〇対一ぐらいの割合にしかならない。(本多)もうそれ自体が改憲への道になってゆく。
・(原)その広報体制自体も問題なんだけれど、もう一ついま国民投票法で議論になっているのは、それぞれの政党がやる意見広告の自由をどこまで認めるか、が大問題です。金のある政党が、改憲PRをどんどん放送していいのか、ということです。
---(引用終わり)
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

2ちゃんねるはネット右翼も多いが、貴重な情報もありブログで引用することもある。玉石混交でよいのでは。逆に今の新聞に社会の裏側、現実いわゆるルポが載りにくい今日を代替している掲示板だと俺は思う。

つくられた世論に動かされる世論


週刊金曜日654号(2007.5.18)貧困なる精神324より引用。

つくられた世論に動かされるメディア
-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」2
・(本多)俺が行ったときに通訳を兼ねていろいろやってくれたロシア人は日本通で、若い男だけど非常に優秀でしたが、これも去年(二〇〇六年)の初めに殺されたんですよ。部屋を出たらいきなりやられて、犯人はまだ分からないらしい。(原)それはフリーの人?それともどこかに所属しているの?(本多)いや、いまは独自に事務所を持っていたらしい。(原)自由派ジャーナリストかな、結局。(本多)もうジャーナリストの枠は出ていたようですが、いきなり殺されたから分からない。だから何だか怖いところだなと思って。(略)
・(本多)この付和雷同型の世論というかスタンピート(パニック状態)というか、その先頭を走る新聞・放送の危険性が増大したのではないか。これは当時よりもむしろ一層ひどくなっているんじゃないか。あの中で問題にしているミンダナオ島の例なんかにしても、いまも結局変わっていないんじゃないか。
 それで、戦前もこうだったんだろうなということが、いまの情況を見ていると、我々戦後世代でもよく分かるんです。これはもうジャーナリズムではないと思う。ジャーナリズムの定義の中で欠かせないのは、体制権力への監視役だと思うんですが、もうそういうジャーナリズムではなくなったんじゃないか。
(原)つくられた世論に動かされている度合いのほうが強くなったとも言える。
---
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

愛国報道を反省しはじめた米国メディア

しばらく週刊金曜日の創刊号からの「貧困なる精神」を紹介していたが、当ブログは本多さんの新しい日刊紙(XY新聞)を応援するために立ち上げた。
今週の貧困なる精神によると今年末で本多さんも77才の喜寿になられるとのこと。XY新聞の創刊が大変心配になってきた。そこで「貧困なる精神」の膨大なジャンルの中で、日刊紙、メディア、ジャーナリズムに関連した評論を今後優先的にとりあげようと思う。手始めに昨年の原寿雄さん(元共同通信編集主幹)との対談から。また新日刊紙創刊に参考となる記事なども掲載し、XY新聞創刊に一役立てればと思う。週刊金曜日創刊時の集まりで、本多さんが、ベトナム独立戦争でホー=チ=ミンが果たした役割に比べたら、日本での新日刊紙の創刊などしれたものと述べられていた。朝日も最近は日経、読売との提携サイト「あらたにす」をたて、仲間になったのか?いまこそ政府・大企業べったりでない市民本位の評論・ルポルタージュを中心とした高級紙の創刊を是非とも実現したいものだ。10万の読者がいれば始められるのだろうか?
--
以下週刊金曜日653号(2007.5.11)貧困なる精神323より引用。
愛国報道を反省しはじめた米国メディア-原寿雄さんと語る「ジャーナリズムとマスメディア情況」1
・9.11テロ事件で、愛国症候群という人もいるけれど、もうまったく国籍のあるジャーナリズムの本性を、『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』以下、ほとんど全部があらわしたといっていい。新聞・放送が一斉に愛国論調・愛国報道になびいてしまった。最近それがイラク戦争をかなり厳しく批判するところまで、『ニューヨーク・タイムズ』も『ワシントン・ポスト』も立ち直ってきたようだ。
・大量破壊兵器がイラクになかったのに「ある」というホワイトハウスの宣伝に乗っかって戦争を正当化したのは、大きな誤報だったという反省を、二〇〇四年に『ニューヨーク・タイムズ』も
『ワシントン・ポスト』もやっている。
・ロシアでは最近も、チェチェン報道で有名な女性記者が暗殺された。(略)ああいうことが次々と起きているわけだね。だからロシアの言論・表現の自由は、まだまだ狭い。中国は、国内にニュースを配信するときに新華社を通さなければ、経済ニュースその他を配信させないような統制システムを、このあいだ改めてつくって、外国のプレスに対しても規制が強まっている。
---
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

裁判官が軽蔑すべき職業になる-裁判官のためのジャーナリズム入門講座その一一

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週刊金曜日32号(1994.7.1)貧困なる精神31より引用。
・筧康生裁判長による一審判決は、殿岡被告の評論を「不正確であり、やや軽率であった」と判示しましたが、これが果たしてことの重大性を認識した者の表現でしょうか、他人の言葉を私の言葉にスリかえ、当局による明白な発表モノとして記録した内容をジャーナリスト自身のものに変造した上で、そうした改竄なしには成立しなかった非難・中傷をジャーナリストに投げつける。
・発表モノは厳正に「そのまま伝達」しなければならないのであって、歪曲して伝達すればそれこそがジャーナリズムの否定である点、もはや再論する必要もないでしょう。
・こうした意見書も読んだはずの丹宗朝子氏(二審裁判長)がどんな判決を下したか。(略)とくに殿岡による改竄の事実ははっきり認めているわけですが、(略)
・暴力団やヤクザの役割にしても、こうした「法を頼りにできぬ現実」の側面があるために、いつまでも存在するのでしょう。民主主義も、司法の公正があってこそ意味があります。政権の道具と化した司法では、何度もいうように、ソ連その他の実例と同じく、もはや民主主義ではなくなっているのですから、国民もそのつもりで対処せざるをえません。
---
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

50年後のニュースのために-裁判官のためのジャーナリズム入門講座その一〇

s-img469.jpg週刊金曜日31号(1994.6.24)貧困なる精神30より引用。

・このように真偽不明でも資料として記載しておく例は決して珍しいものではありません。極論すれば「責任ある立場の発表モノ」でウラのとりにくいものすべてこれに当たるとさえ申せましょう(略)
・このカンボジアの場合は「素材としての提供」してから二年ほど後の現場取材でしたが、こうした調査報道やルポには長い時間をかける対象が多く、第五章でもふれたように南京大虐殺では二〇年間かけています。アイヌ民族の取材はもっと長くなるでしょう。ベトナムの取材にしてももちろん終わったわけではありません。
---
引用記事の著作権は『週刊金曜日』および本多勝一さんにあります。

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